2015.08.02マジでガチなボランティア 上映&講演会

世界は変えられなくても 世界を変えるきっかけにはなれる

大学生がひょんなキッカケからチャリティーサークル(GRAPHIS)設立。
カンボジアに小学校を建てるため、ボランティア活動に熱中し始めた大学生の3年間の姿を追ったドキュメンタリー映画の上映と、映画の登場サークル、学生医療支援NGO-GRAPHIS-の現代表 山崎友輝くんを招いて講演会を行ないました。

♪日時:8月2日(日)13:30~15:45
♪場所:社会教育センター ホール(市民交流センター4階)
♪講演会講師:山崎 友輝さん(学生医療支援 NGO GRAPHIS 代表)

当日の司会進行は、刈谷北高校ユネスコクラブの生徒が行ない、講演会では、GRAPHIS-の代表 山崎くんとともに、東海地区でラオス支援を行なっている、学生国際協力団体 SIVIOの大島千佳さんにも参加していただき、大学生のボランティアに対する想い、それぞれの団体の活動の様子、今後の展望などについて語っていただきました。

♪参加者の感想♪
今まで知らなかった「ボランティア活動」について知ることが出来て良かったと思います。
・「やりたいことをしていただけ」と言っていたので、ボランティアのイメージが変わりました。また、一つの団体を一人で支えているということは、とても大変なことなので、私も級長をしていますが、とても共感できました。私もみんなに愛されるリーダーになりたいです。
・ボランティアの想いはそれぞれが違っている。改めて考えさせられました。わたしたちの活動も、やりたい事、やれる活動にしていきたいと思いました。 

実行委員(ユネスコクラブ生徒)の感想
 ・様々なボランティアがあるが、出来ることを見極めていくことが大切なのだと思った。
 ・ボランティアを続けることは難しいと感じた。
 ・山崎さんも大島さんも自分たちがやっている活動に誇りをもっていて、堂々としているところがかっこいいと思った。 映画だけでなく、直接貴重な話を聞けたこととても嬉しく思いました。学ぶことも多くてこれからの生活に行かせていけたらいいなと思いました。

♪マジでガチなボランティアの公式HPにも講演会の様子がUPされているので、ぜひご覧下さいね!http://www.majigachi.jp/archives/event/2592/

■マジでガチなボランティア:http://www.majigachi.jp/
学生医療支援 NGO~GRAPHIS~ : http://graphis-ngo.jp/

 

2015.07.25世界をのぞこう!!~ケニア編~

近隣地域の国際協力NPOやNGOで活動している方が、テーマ国の文化や生活習慣、活動内容などについて紹介する講座「世界をのぞこう!!」ケニア編を開催しました。

○日時:7月25日(土)
            10:30~12:00

○場所:国際プラザ

○講師:特定非営利活動法人ジャパンアフリカトラスト
            ダニエル・メンゲさん



ケニアは東アフリカに位置し、エチオピア、南スーダン、ウガンダ、タンザニア、ソマリアなどと国境を接し、インド洋にも面しています。

ケニアにはナイロビやモンバサなどの大都市のほか標高5144mのケニア山やビクトリア湖、砂漠、サバンナ、ジャングルまで、多くの自然に囲まれており、その文化も実に様々なものがあります。多様な民族はそれぞれ独自の衣服を身にまとい、食べ物やお祭、宗教も様々なものがあります。ケニアでは、主に紅茶や花、サイザル麻やトウモロコシなどの農業が盛んで、ケニアの紅茶は特に質が高く、他の産地の茶葉と混ぜて売られることも多いそうです。当日は、ダニエルさんお手製のマンダジというケニア風ドーナッツを紅茶でいただきながらお話を聞きました。

都市部では世界各国からの支援などもあり著しく発展が進んでいますが、その反面様々な社会問題も懸念されています。

農地開拓のために伐採され続ける森林、仕事を求めてビクトリア湖周辺に移住してくる住民による湖の汚染、世界最大規模のスラムであるキベラ、アフリカ最大規模のゴミの集積所であるにも関わらずゴミ処理設備のないダンドラ、ソマリアなどの隣国からのテロの脅威など、華やかに見える大都市の裏では早急に解決策を講じねばならない問題が山積みのようです。

ダニエルさんは、現在名古屋大学の農学部で陸稲について研究をされています。食料不足を輸入に頼っているケニアで陸稲の研究を活かし、食料の自給率を高めることができれば、輸入にかけている予算を少しでも社会問題の解決に当てることができれば、とダニエルさんは語ります。いずれはケニアや日本というひとつの国だけではなく、グローバル化のさらに先である、地球をひとつの村として考えていかなければならない未来を見据えて、自分にできることを精一杯取り組み母国、そして地球の環境に貢献しようというダニエルさんの熱い思いが伝わってきました。

世界をのぞこうでは、毎回様々な国をテーマに取り上げ、その国の文化や日本や世界との関わりなど、普段は聞けない興味深いお話をたくさん聞くことができます。次回も是非、ご参加ください!

前回の「世界をのぞこう!」の様子はコチラからご覧になれます。

2015.07.05ワールドキッチン・アメリカ編 英語でクッキング♪ ガンボ

市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン・英語でクッキング♪」。今回の料理はアメリカのルイジアナ料理「ガンボ」でした。

~~~~~~~~「ガンボ」とは?~~~~~~~
 たっぷりの野菜とえび、チキン、ソーセージを煮込んでピリ辛に仕上げたスープで、ルイジアナ料理の代表的なスープです。フランスの魚介スープ、ブイヤーベースが元になっているそうです。
とろみをつける際にオクラがよく使われるそうですが、今回はトレビさんが『こちらの方がもっと美味しい!』と一押しのフィレ・パウダーを使用しました。
ルイジアナ料理はその昔スペインやフランスの入植者たちが広めていった料理ですが、今回使用するフィレ・パウダーはルイジアナ州の先住民が使用していたサッサフラスという植物から採取されるパウダーで、日本ではなかなか手に入りにくい特別な食材です。
今回はトレビさんがご実家のお母様から送ってもらった貴重なフィレ・パウダーを使わせていただきました。

ガンボを料理する上で一番の肝は、「ダーク・ルー」。
小麦粉をサラダオイルで濃い茶色になるまでじっくりと炒めます。
焦げ付かないように、けれど色づくように。
大切なポイントなので参加者の皆さんも交代で炒めます。
色と香り、炒めるときの感触などをじっくりしっかりと体感してもらいました。

1時間近く炒め続け、ダーク・ルーが完成!
参加者の皆さんの素晴らしいチーム・ワークですね♪
トレビさんも、今までで一番完璧なダーク・ルーだ、と絶賛です。
ダーク・ルーの中にクレオール料理のHoly Trinity(三位一体)である、【たまねぎ・ピーマン・セロリ】のみじん切りを加え、しんなりするまで丁寧に炒めだすとますます美味しそうな匂いが立ち上ります。
「子どものころ、家に帰るといつもこの香りがしていたんだよ」とトレビさん。

エビの殻から作ったストックを入れ、ことこと煮込んでいる間に鶏の胸肉を開いて焼いて、しばらく寝かせておきます。
寝かせる、熟成させる、ということを英語でメロウというそうです。
メロウをした後の鶏肉は裂いてスープに入れますが、こうするとよく味がなじむそうです。

クレオール・シーズニングで下味をつけたエビとこんがり炒めたソーセージも入ったガンボ。
とっても美味しかったですね。
大きなお鍋にたっぷりと作ったガンボも綺麗になくなってしまいました。

☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧いただけます。

2015.07.04ミササガ派遣市民団が帰国

今年も10人の派遣市民団が、姉妹都市ミササガ市(カナダ)を訪問しました。

今回の市民団は平成26年12月に新しく就任されたボニー・クロンビー市長に、刈谷市民として初めてお会いすることができました。
滞在中はホームステイを通して、受入家族との絆を紡ぐと共にカナダデーイベントに刈谷市民代表としてステージに上がったり、老人ホームの訪問、子どもたちへの日本文化交流イベントを行うなど有意義な交流を体験できました。

H27ミササガ①.JPG

   市民派遣27年度.jpg

≪H27年度ミササガ派遣市民団≫

○団長: 浅利典子(原崎町・刈谷市国際交流協会理事)
○団員: 鈴木豊美(住吉町)、高田百子(築地町)
     塚本康貴(半城土中町)、佐藤真由美(半城土西町)
     谷澤優美(稲葉町)、山田康輔(高須町)
     池田里美(山池町)、平野里香(小垣江町)
○随行: 加藤圭祐(半城土中町・刈谷市市民協働課)

≪ミササガ市での主な日程≫
月日内容
6月27日(土)   ・刈谷出発(出発式)
 ・ミササガ市到着(ホスト対面式)
6月28日(日)

 ・フリーデー
 ・歓迎ディナー

6月 29日(月) 

 ・ナイアガラの滝見学
 ・フォートジョージ見学

6月 30日(火)

 ・ジャック・ダーリング記念公園内散策
 ・老人ホーム訪問
 ・日本文化交流イベント
 ・さよならBBQパーティー

7月 1日(水)

 ・フリーデー
 ・カリヤ・パーク見学
 ・カナダ・デー イベント見学

7月 2日(木)  ・ミササガ市出発
 ・トロント市内見学
7月 3日(金)  ・カナダ出発
7月 4日(土)  ・刈谷到着

前年度の市民派遣のレポートはコチラです。

2015.05.15ミササガ市民団が刈谷を訪問

5月15日~22日の10日間、姉妹都市ミササガ市(カナダ)から10人の市民団が刈谷を訪問しました。
滞在中は、ホームステイでの生活体験や公式行事等を通して、刈谷市民との親善交流を深めました。

≪ミササガ市民団の主な日程≫
月日内容
5月15日
(金)
対面式
5月16日
(土)
フリーデー
5月17日
(日) 
ミササガ市民との交流会
歓迎レセプション
5月18日
(月)
表敬訪問
かきつばた見学
夢と学びの科学体験館見学
5月19日
(火)
京都見学
5月20日
(水)
市内見学
(楞厳寺、ミササガパーク、日本文化体験(KIFAV文化交流G)、相撲見学)
5月21日
(木)
刈谷市制施行65周年記念式典
小学校見学
さよならパーティー
5月22日
(金)
刈谷出発

ミササガ市民との交流会では150人以上の参加者が訪れ、カナダの文化紹介やクラフト作り、市民団による歌や踊りなど、様々な活動で交流を図りました。

キッチンでは、市民団がカナダから持参したミックスとメープルシロップを使用したカナディアンパンケーキの試食を行い、焼きあがるのを待つ人々が長い行列を作っていました。

クラフトコーナーでは、カナダのマスコットでもあるビーバーのお面作り、ネイティブアメリカンの間で伝わるお守りであるドリームキャッチャー作り、カナダ国旗のキーホルダー作りなどを行い、たくさんの市民や子供たちで賑わいました。

パフォーマンスタイムでは市民団の一人がフルートでモーツァルトを演奏し、市民団全員でカナダ国歌、そしてLand of silver birchという歌を披露しました。またスクエアダンスというフォークダンスの一種も披露し、最後には参加者と一緒に楽しく踊りました。

あっという間の交流会でしたが、ミササガの文化を見て、食べて、体験して、市民団ともお話できたとても楽しい時間になりました。

また次回、ミササガ市から市民団が刈谷市を訪問した際も是非交流会にご参加ください。

2015.03.01日本語ボランティア研修会

2月14,21日に開催されたKIFAV日本語ボランティア入門講の修了後、フォローアップの一環として、外部講師による日本語ボランティア研修会「日本語の教え方基礎講座」を開催しました。

○日 時:3月1日(日)13:00~15:00

○場 所:国際プラザ 201会議室

○講 師:名古屋YWCA講師 海老原ちぐさ氏

 当日の参加者は29人、入門講座修了者と既に活動中のボランティアがおよそ半分ずつというメンバーで行われました。KIFAV日本語教室で使用している教科書「みんなの日本語」の基礎的な教え方から実演練習まで盛りだくさんの内容でした。新人ボランティアにとっては実際に教える前の不安が多い中、プロの講師による教授法を学ぶ機会に、既に活動中のボランティアにとっては自分の教え方を振り返る良い機会になりました。
 参加したボランティアからは「実践的でわかりやすく、質問にも丁寧に答えていただき、とても有意義だった。」という声が聞かれました。

※この研修会は、NPO法人多文化共生リソースセンター東海が取り組む「地域日本語学習支援基盤強化事業」により実施されました。

2015.02.14KIFAV日本語ボランティア入門講座(後期)

刈谷市国際交流協会では、地域の社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年夏と冬に「日本語ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、日本語を教えた経験がない人でも、無理なく活動に参加してもらえるような内容となっています。

26年度冬期の入門講座は2月14日(土)、21日(土)の二日間で開催され、29人が参加しました。

○場 所:国際プラザ、社会教育センター

○内 容:
1日目:刈谷市国際交流協会親善ボランティアについて
    日本語教室活動紹介
    日本語教室を考えるワークショップ
    日本語の教え方(学習者に教えたい文法)

2日目:入門クラス授業デモンストレーション
    テキストの使い方
    教室見学
    質疑応答

入門講座終了後、ボランティア登録していただいた方には引き続きフォローアップ講座(3回)をおこなっていきます。

日本語を教えるボランティアをしてみたい、という方はまずは入門講座にご参加ください。次回の入門講座は7月下旬頃を予定しています。

2015.02.14KIFAVボランティア研修会

「伸ばそう 高めよう 企画のチカラ」と題して、アイディア創出セミナーを開催しました。

日 時:2月14日(土)14:00~16:00

場 所:刈谷市国際プラザ 

講 師:NPO法人Mブリッジ理事長 米山哲司(さとし)さん
講師プロフィール  http://m-bridge.jp/yoneyama_profile.html

イベントは「ゴール地点」であると同時に「スタート地点」でもあります。何のスタートとして取り組むかで、企画の組み立て方が変わってきます。新しい仲間を増やそうと考えるなら、新しい企画も時には必要かもしれません。変わらない良さも大切にしつつ、時流に合わせた魅力ある企画とは、どういう考え方から生まれるのでしょう?アイディア創出のワークショップを通じて、ご自身の魅力や特徴を活かしたプランを組み立てるトレーニングとして、様々なアクティビティを行ないました。

良い企画を立てるためには、本質をしっかりと捉えること、それには物事を色々な角度から見つめる必要があります。ワークショップ内では、自分自身や、所属する団体の再認識、企画の目的と参加者のニーズなどをしっかりと考える時間や、良いアイディアはどこで生まれるのか、どうやって生み出せばよいのか、そのアイディアをどう長所や世の中の時流、ニーズなどに絡めて行けばよいのかなどを考え、個性溢れるアイディアや企画を生み出していました。

参加者からは「アイディアは、他にはない独自の魅力を理解しつつ、時流や需要に合う何かを組み合わせていく中で見つかるのだとわかった」「良いアイディアほど、たくさんの意見が飛び交う場所や何か別のことをしているときにひらめくもの」という声がありました。

改めて気付いた自分たちの魅力やアイディアを生み出すきっかけなど、今回の研修会で学んだことを今後の活動に活かしていきたいと思います。

前回のボランティア研修会の様子はコチラでご覧になれます。

2015.02.07野田地区 外国人向け防災講座を開催しました。

野田地区に住む外国人を対象とした防災講座を開催し、定住外国人の防災意識を啓発し、災害に対する知識や備えの必要性を認識してもらいました。 参加者は43名で、英語、フィリピン語、ポルトガル語、中国語の通訳を介して行いました。

○日時 平成27年2月7日(土)10:30~13:30
○場所 南部生涯学習センターたんぽぽ多目的ホール
○対象 野田地区に住む外国にルーツを持つ人
○内容*************************

■映像で知る災害の現実  なぜ地震が起こるの?起きた後はどうすればいいの?実際に地震が起こった時の被災映像を見みながらみんなで考えてみました。
最寄りの避難所を知ろう[避難所マップづくり]  地図で自宅の場所を探し、自宅から一番近い避難所までの行き方や災害時に危険場所を避けて行く避難経路を確認しました。住んでいる地域の危険を知りました。
防災に関係する展示物を見てみよう   実際の災害時に使用する段ボールの避難所、簡易トイレ、被災パネル、非常食などの展示ブースを見てまわりました。 
■防災備蓄食品の試食  アルファ米、カレー、缶パン、ポテトサラダなどを試食。
■振り返り  テレビなどで、地震のことについて何となく知っていましたが、特に何も準備はしていませんでした。今日の講座を受けて、災害が起きる前に準備しておくことが大切だということが良く分かりました。実際に避難所で生活するときは皆で助け合いたいと思います。

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今回の講座は昨年に引き続き実際の災害時を想定して、刈谷防災ボランティア・野田自主防災会・刈谷市赤十字奉仕団・刈谷市危機管理課・市民協働課の協力のもとして行いました。
参加者の外国人はいつ起こるかわからない災害について、起こった時どうすればいいのか、そして今できることは何かを真剣に考えていました。協力をいただいた方たちも外国人とともに災害を乗り超えることについて考えを深めました。近い将来災害が起こったとしても、国籍に関係なく誰もが助け合える地域づくりに今後も貢献していきたいと思います。

2015.02.07ワールドキッチン ~インド編~

 市内や近隣に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介して頂く今年度3回目の「ワールドキッチン」を開催しました。
 今回の料理は南インドのタミル・ナードゥ州のチキンカレーでした。

○ 日時:2月7日(土)
○ 場所:国際プラザ(刈谷市市民交流センター2F)
○ 講師:シルダルバブさん

~~~~~「南インドカレー」とは??~~~~~
 水が豊かな南インドではお米が主食。そのために南インドのカレーはお米に合うようにさらりとしていることが特徴です。様々なスパイスを使うことで健康への有用性も期待できる、いわば「薬膳カレー」。ちなみにナンをつけて食べるタイプのカレーの多くは北インドのカレーで、今回の講師の南インドのタミル・ナードゥ州ご出身のバブさんは日本に来るまでナンを見たことが無かったのだそうです。

 さて、様々なスパイスを使うとのことですが、どんなスパイスなのでしょう?

スパイス1.jpg

 左上から時計回りで、ガラムマサラ、クミンシード、クローヴ、マスタードシード、チリパウダー、ターメリック、フェンネルシード。ガラムマサラやチリパウダーは市場で買ってきた丸ごとのスパイスをそれぞれの家庭のオリジナルのブレンドでパウダーにしたもので、今回はバブさんのお母様の特別なレシピを再現していただきました。
 ガラムマサラ(クローヴ、ベイリーフ、カルダモン、シナモン)
 チリパウダー(ターメリック、ドライレッドチリ、コリアンダーシード、アサフェティダ、ペッパー)

 フライパンに油を熱して、マスタードシードを加えて油の温度を確かめます。パチパチという音がするようになったら順番にスパイスを加えてゆくのですが、スパイスが加わるごとにそれはそれは良い香が立ち込めてきて、ここは南インドの町角ですか?という雰囲気に♪

 玉ねぎを加えて飴いろになるまでじっくりと炒めている間に、バブさんにインドの気候や食文化など色々なお話を伺います。インド人は毎日カレーを食べますが、スパイスや食材が変わるため「それぞれ全然違う料理」だそうです。ちなみにバブさんのお子さんは生後7カ月から離乳食でカレーを食べているそうです。インドでは最高気温が50度まで上がるのですが、辛いカレーを食べて汗を出すことで身体を冷やす効果もあるようです。

 今回は辛いカレーとマイルドなカレーを作りましたが、辛いカレーにスパイスを加えていたバブさん、えいっとばかりにタッパーの中のチリパウダーを全 て投入!思わず歓声とも悲鳴とも声がもれる参加者の皆さんたち。一体どんな辛さが待っているのでしょう?マイルドカレーの方はチリパウダー控えめで、ココ ナッツミルクも加えてまろやかな味に調えて頂きました。どちらもとても美味しそうですよね。
 辛いのが苦手という人も、少し試食してみてから自分好みの分量をご飯にかけて召し上がっていました。辛い方のカレーも辛いというよりもスパイシーさが際立つ味わいで、もう少し辛くても平気、という方もちらほら。
 バブさんに手を使ったカレーの食べ方も教えてもらって、皆さんすっかり南インドカレーにはまったようですね♪

 ☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さまを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧いただけます。