2016.11.15ママのための日本語サロン

子育て世代の外国籍住民を対象とした「ママのための日本語サロン」を、3週にわたり開催しました。

◆日 時:11月1日(火)、8日(火)、15日(火)

◆場 所:総合健康センター3階 講座室

◆各講座のテーマ
第1回:幼稚園と保育園(11月1日)
第2回:離乳食と幼児食(11月8日)
第3回:子育て支援センターを利用しよう(11月15日)

◆内 容
 この日本語サロンは、子供を持つ外国人が子育てに必要な日本語を学びながら、日本での子育てに役立つ情報を得ることや、地域でのコミュニティづくりを目的としています。講座には0歳から2歳の子を持つ外国人及び日本人のママ達が参加しました。日本人(=パートナー)が一緒に参加することで、外国人(=学習者)は、より実践的な日本語学習ができるというメリットがあります。

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まず最初に、進行役である日本語講師の方から、今日のテーマについての説明を行いました。テーマについての「知りたいこと」をグループごとに出し合った後、発表して全体で共有しました。
 それを踏まえた上で、講師の話を聞きます。講師は毎回市役所の各担当部署(子ども課・健康課・中央子育て支援センター&ファミリーサポートセンター)の方が務め、学習者の皆さんが理解しやすいように、極力やさしい日本語で話をしていただきました。
 話が終わった後には、ふりかえりをしました。「説明を聞いてわかったこと」「疑問点」を出し合います。それらについて、再度講師に説明してもらいました。
 自分の国と子育て事情が違うことで理解が進まなかったり、難しい言葉が出てきて学習者の皆さんが困ったときには、日本人パートナーが丁寧に説明してあげる場面が見られました。回を重ねるごとにお互い顔見知りになり、仲良くなった人達もいたようです。
 最終日には、子どもと一緒に楽しめる遊びの紹介もありました。新聞紙をビリビリに破ったり、グシャグシャに丸めたり、傘の中に投げ込んだりと、親子で一緒に盛り上がりました。
 講座を終えた学習者からは、「難しいこともあったけど、参加したからわかったことがたくさんありました。」「いずれ仕事をしたいので、ファミリーサポートはぜひ使ってみたい。」「知り合いができてよかった。」などの声が聞かれました。

 刈谷市国際交流協会では、今後も子育て世代の皆さんが親子で参加できる事業を開催していきます。1月には国際プラザで外国絵本の読み聞かせを行う予定です。ぜひご参加ください。

 

2016.10.02ナマステ★インディア2016 in KARIYA

『ナマステ★インディア2016 in KARIYA』 は終了いたしました。沢山のご参加どうもありがとうございました。

http://www.katch.ne.jp/~kokusai/namaste/2016/

2016.09.24ワールドキッチン・ブラジル編 エスフィーハとヴィナグレッチ

 市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招いて、母国の郷土料理を紹介していただく「ワールドキッチン」を開催しました。
 今回の料理はブラジルのエスフィーハとヴィナグレッチを、ヴァネッサさん、ビビアネさんご姉妹に教えていただきました。

エスフィーハ.JPG

~~~「エスフィーハ」とは?~~~
 パンの中にぎっしりと肉や野菜が詰まったブラジルの代表的な軽食です。もともと中東のものでしたが移民によってブラジルに広まっていったそうです。小さなピザのような丸い生地に具をのせたものもありますが、今回は具を包み込むタイプの三角のエスフィーハを作りました。肉汁が ぎゅっと詰まってより美味しいそうです。

~~~「ヴィナグレッチ」とは?~~~
 トマトや玉ねぎなどと香味野菜を細かく刻んだあっさりとしたソースです。ブラジルの肉料理には欠かせないそうです。

エスフィーハの生地は分量の強力粉の半分をイースト菌で発酵させてから、残りの強力粉を混ぜてゆきます。
生地のこね具合が今回の一番のポイントなので、皆さんに交代でこねてもらいました。
生地の油っぽさが気にならなくなり、耳たぶの固さになったら成形で丸く伸ばした生地にひき肉と刻んだ野菜を混ぜ合わせたものを詰めて三角に包みます。
開いてしまわないようにギュッと閉じ、閉じた側を下にしてオーブンプレートに並べ、表面に卵黄を塗って焼き上げてゆきます。


エスフィーハを焼いている間、ヴィナグレッチを作りました。
大量の野菜をひたすらみじん切りに。みんなで作るとあっという間です。
さっぱりとしたソースで、ブラジルでは肉料理の時には必ずといっていいほど一緒に食べるそうです。

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レモンを浮かべたアイスマテ茶も添えて、次々と焼きあがってゆく熱々のエスフィーハ、とっても美味しかったですね。
ヴィナグレッチを載せて頂くとまたさっぱりとして、いくらでも食べられそうでした。

 

☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はこちらでご覧いただけます。

 

2016.09.10親子ワールドキッチン・カナダ編 メープルクッキー2

 市内や近隣地域に在住される外国籍住民の方を講師に招き、母国の郷土料理を紹介していただく「親子ワールドキッチン」。今回はカナダのメープルクッキーの2回目でした。

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○日 時:9月10日(日)10:00~12:00
○場 所:国際プラザ
○講 師:クリス・ポーリックさん(カナダ出身)
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【材料】  (約15枚)
薄力粉・・・・・・・・80g
菜種油・・・・・・・・30g
メープルシロップ・・・20g
メープルシュガー・・・15g
塩・・・・・・・・・・ひとつまみ
バニラオイル・・・・・適量
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(メープルシロップは今年7月に市民団が姉妹都市のミササガ市を訪問した際にミササガ友好協会からいただいたものです。)

まず、講師のクリス先生が作り方を英語で説明してスタートしました。材料や道具の名前も教えてもらいました。材料の計り方、注意点も英語でしたが、分量の数字などはみんなすぐ分かって、いい調子です♪ そして、メープルシロップを味見! 甘くて、いい香りがして期待が高まります。

いよいよ作業開始!
材料をボウルに入れ、まとまるように混ぜていきます。
生地がボールのようにまとまってきたら、麺棒で平らに広げていきます。
カナダの国旗の模様にもなっているメープルの葉の型のクッキーカッターを使って、広げた生地を型抜きしていきます。
細かい模様があるので難しいのですが、いろいろ工夫しているうちにどんどん上手くなりました。

クッキーが焼きあがる間に、絵本を読んだり、カナダのお話をしたり、ゲームをしたりしました。

メープルのいい香りが国際プラザ中に広がって焼きあがりました。そしてみんなで試食タイム~♪
美味しいクッキーを食べながらカナダのことや英語を教わりながら、とても楽しい時間でした。

 

 

 ☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けております。

前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧いただけます。

2016.08.28グローカルカレッジ2016 第1回各国の人達と世界の遊びを楽しもう!

今年も8月28日に第1回目のグローカル・カレッジが開催され、国際プラザに集まった方々がバンブーダンスやトウコなど、世界の遊びを楽しみました。

 今回のグローカル・カレッジのテーマは「遊び」!いろんな世界の遊びを楽しみながら、世界や日本のお菓子を楽しむ企画が用意されました。

 最初に行ったゲームは関所破り。チーム分けをして、チーム対抗でゲームを行いました。このゲームはじゃんけんをしてどのチームが1番初めに関所を抜けられるかを競うもの。みんなで自分のチームを応援しながら、1番を目指しました。

 次に行ったのが、バンブーベラ。これはインドネシアのゲームで、日本風に言えば将棋崩し。積みあがった割り箸を陣地の外へ出していきます。音を立てたり崩したりしてはいけないという緊張感のなか、あせりつつも慎重に、集中して行っている様子がとても印象的でした。

 次は韓国の遊び、トウコです。漢字で書くと"投壺"。
呼んで字の如く壺に向かって矢を投げます。得点が高い遠くの的目指して、みんな身を乗り出すようにして投げていました。

 ここで一旦おやつ休憩!カナダのお菓子と、ところてんを振る舞いました。外国の方は初めて食べるところてんに興味津々。おいしく食べてもらえたでしょうか?

 そして最後はみんなでバンブーダンス!この日のために練習してくれたベトナムの方の合いの手で、みんなでジャンプ!リズムに合わせてぴょんぴょん飛びながら楽しみました♪

 ゲーム終了後はみんなで当日の振り返りをして、記念撮影をしました。いろんな国の人々が「遊び」を通して仲良くなり、相手の国について少しでも興味を持ってくれればと思います。

 次回も楽しい企画を考え開催する予定です。今回来られなかった方も是非次回は参加してみてくださいね。

 

◇グローカル・カレッジとは?

 グローカル・カレッジは、国際化・多文化共生に関する市民の出会い、交流、学びあいの場を創り、よりよい未来に向けて行動する「地球市民」を育むために、市民の方がいろんな持ち味を生かし、企画・実施する講座です。

2016.08.27世界をのぞこう!~世界一周編~

世界各国の「文化」や「今」を紹介する講座「世界をのぞこう!」今年度2回目は「世界一周編」として、高校生世界一周バックパッカーを講師に迎えて開催しました。また、後半には同世代の学生ボランティアとの交流トークも行いました。

★日 時  8月27日(土)13:30~15:30
★場 所  国際プラザ
★講 師  吉野裕斗くん(高校三年生)
★協力者  刈谷北高校ユネスコクラブの皆さん、水越稜太くん(大学三年生)、塚田祐希さん(高校三年生)、山田三大さん(KIFAV)

小さいときから思い立ったらすぐに行動する子供だった吉野くん。転機になったのは高校1年の夏休み、タイの山岳民族の村に短期留学をしたことでした。日本に帰った吉野くんは、自ら学生ボランティア団体「どえりゃあwings」を立ち上げ活動し、将来は国際貢献できる仕事にと進路を考える中、世界一周をしてきた人と出会ったことで、「自分も実際に現地を見て、やるべきことを見つけてこよう!」と、途上国を旅することを決意しました。

アジア・アフリカ・中南米29か国で、多くの大自然や異文化に触れ、現地の人々と交流しました。各国ではJICA、国連事務所、NGOなどの国際貢献の現場を巡りました。その中で感じたのは、フェアトレードの必要性。現地の人自らによるビジネスであり、現地で雇用が生まれ、またその労働力が正当な対価で評価されるべきだということでした。
また、素晴らしい観光地で日本人のマナーの悪さを目にしたこともありました。観光客は、その国の人から見たら日本代表。マナーには気を付けなければいけないと強く感じたそうです。

後半の交流トークでは、同世代の学生ボランティア、会場の皆さんから吉野くんにたくさんの質問が飛び出しました。
「海外一人旅で危険な目に遭わなかった?」「言葉の通じない国で不便を感じなかった?」などの質問には、「きちんと対策をしていればそんなに怖れることはない。危険と言われる国でも、人々はとても優しかった。言葉がないとダメって思っているからダメになっちゃう。片言の現地語でもジェスチャーでも、自分の持っている能力でコミュニケーションをとればいい。」吉野くんがコミュニケーションの手段としておこなった「フリーハグ」では、言葉は無くても一気に仲良くなれた上に、各国の宗教事情や国民性を感じることもできたそうです。
「また世界一周したい?」という質問には、「2周目、3周目もしたい。」と、次の世界一周プランも少しだけ明かしてくれました。

すべての質問に、ていねいに自分の言葉で答えてくれた吉野くん。その姿からは「世界で戦う仲間を増やしたい。旅の途中で日本人を見かけることは少なかったが、もっと若い人が世界に出て盛り上げていかなければ。みんなが世界のボランティアに目を向けてもらう活動がしたい。」という熱い思いが伝わってきて、とても頼もしく感じられました。

吉野くんの活動はこちらでご覧になれます。
http://sekai-yoshino.planet.bindcloud.jp/ 

前回の「世界をのぞこう!」の様子はコチラからどうぞ。

 

2016.08.24H28外国絵本の読み聞かせ①

外国で親しまれている絵本を原語のまま紹介する読み聞かせ会を開催しました。(日本語訳での読み聞かせも同時に行いました。)
今回はインドネシアの絵本とアメリカの絵本を紹介しました。
○日 時: 平成28年8月24日(水)11:00~11:40
○場 所: 国際プラザ
○絵本タイトル:
 ・『マリン クンダン』(インドネシア絵本)

 ・『くまさん くまさん なにみてるの?』(アメリカ絵本)
     

○読み手: ウタリ ノヴェラ さん
           (インドネシア出身)
      クリッペン さん  白木 さん
              (アメリカ出身)
      塚原 和江さん(日本語読み手)

子ども達にとっては、「聞きなれない外国語」というだけでなく、鮮やかな色使いや、異国情緒あふれるイラスト、外国語ならではの言葉のリズムが印象に残ったように思います。

また、絵本を読んだ後には、それぞれの国の歌をみんなで歌い簡単なゲームも紹介していただきました。
♪インドネシア語で「Delangi」を歌いました♪

♪英語で絵本の「くまさん くまさん なにみてるの?」を歌いました♪

最後にアメリカ人のクリッペンさんと白木さんが体を動かしながらみんなでゲームをして楽しみました。
講師の2人が英語でいろいろな指示をすると、みんな頑張って理解しながら、頭に手をのせたり、鼻をさわったり、ダンスをしたり、お猿さんになったり...
笑顔でいっぱいの会場となりました。

聞いたことがない「外国語」でも、耳にすると不思議だったり、興味をしめしたりとそれぞれたくさんの反応がありました。歌やゲームを通して外国語に触れ、世界に興味を持つきっかけになってくれたらうれしいです。

前回の外国絵本の読み聞かせの様子はこちらからご覧になれます。

2016.08.20KIFAV文化交流G 着物の着付け

 愛教大 大学会館2F和室を初めてお借りし、着物の着付けを行いました。参加者は、愛教大の留学生6名、ボランティア12名でした。

はじめにボランティアの皆さんの家族写真(お宮参り、七五三、成人式、結婚式など)を見ながら、着物の種類やどんな時に着ているのかなどお話を聞きました。留学生の方たちは、興味深々に写真を見ながらお話を聞いてくれました。写真を見ていただいたことで、着物への関心をより深めていただけたと思います。

次は、男性、女性にわかれて着付けをしました。男性は袴姿、女性は振袖姿になりました。皆さん、とても着物がお似合いで、写真をたくさん撮って楽しい時間を過ごすことができました。  

お土産のどら焼き(かつなりくんの絵付き)も好評でした。

 

 着付け④.JPGのサムネイル画像着付け③.JPG

2016.08.06KIFAV日本語ボランティア入門講座(前期)

刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年2回、夏と冬に「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、外国人に日本語を教えた経験がない人でも無理なくボランティア活動に参加してもらえるような内容となっています。今年度夏期の入門講座は、8月6日(土)、27日(土)の二日間で開催されました。

○講座内容
1日目:
刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
日本語教室活動紹介及び教室見学

2日目:
やさいし日本語で話すとは
現在活動中のボランティアとの交流
学習者との交流
質疑応答 など

 参加した皆さんからは、「学習者やボランティアとの交流が楽しかったです。」「指導できるか不安はあるが、丁寧な説明で良かった。」などの声が聞かれました。日本語の教え方については、まだ不安に感じている人が多いので、入門講座修了後にボランティア登録者に向けて3回連続のフォローアップ講座を行います。新しいボランティアの皆さんは10月から教室活動に参加する予定です。

KIFAV日本語支援ボランティアに登録するには、この講座を受けていただくことが条件となります。次回入門講座は2017年2月ごろ開催予定です。

2016.07.31KIFAV文化交流G万燈祭見学イベント

毎年恒例の万燈祭見学のイベントを行いました。

まずは国際プラザに集合して持ち寄りの料理をいただきました。17名の外国人ゲストが5つのグループに分かれてボランティアメンバー17名も加わりました。

ボランティアが手作りの料理やデザートを用意し、それはとてもバラエティに富んだもので、おいしいものばかり。皆さんもう食べ切れないと言う位食べて満足しました。その間は交流タイム。いろいろな話題が出ていろいろな国の人とお話をして楽しみました。

浴衣を着たい人は、ボランティアが着付けをして素敵に変身。お祭りにぴったりな姿になりました。

 

その後は東部市民館に移動して万燈祭のお話を聞き、グループに分かれていよいよお祭りの見学に出発。

みなさん、好奇心いっぱいの目で、光に輝く万燈を見つめました。時には男性が1でぐるぐる回す姿に驚いたり、屋台を珍しそうに眺めたり。あちらこちらで写真を撮るのにも忙しそうでした。

約1時間お祭りのエリアを皆さんで1周歩いてお話も弾み、一緒に写真を撮りあったりして、とても楽しい見学となりました。ボランティアにとっても良い思い出になりました。