2025.09.28外国人住民向け『ごみの分別講座』を開催しました!

2025年9月28日(日)、刈谷市国際交流協会では「ごみの分別講座」を開催しました。刈谷市役所ごみ減量推進課の三浦さんを講師に迎え、外国人住民を対象に、ごみの種類や分け方、出し方のルールについて学ぶ機会を設けました。

講座の概要

・日 時:2025年9月28日(日) 午前11:1011:40 
・場 所:
刈谷市民交流センター2階 国際プラザ
・講 師:刈谷市役所 ごみ減量推進課 三浦雅也さん
当日は、ベトナム、インド、インドネシア、中国、タイ、ミャンマーなどから31名(大人28名・子ども3名)の参加があり、国際色豊かな講座となりました。

講座の内容

講座は「どうして分別する?」「どうやって分ける?」という問いかけから始まり、刈谷市のごみ分別ルールについて、講師から以下のような項目をわかりやすく解説していただきました:

  • 燃やせるごみ、プラスチック容器、紙容器、指定袋の使い方
  • アルミ缶・金属類、空きびん・ペットボトルの分け方
  • 不燃ごみ、古紙類、資源回収袋の使い方
  • 使用済みスプレー缶や収集できないごみの扱い方
  • ごみ出しの曜日や時間などのルール

三浦さんは、やさしい日本語と視覚資料に加えて、身振り手振りや実物のごみを使いながら、丁寧に説明してくださいました。さらに、ごみを分けるときに出る「音」も活用するなど、参加者が理解しやすい工夫が随所に見られました。
講座のはじめには、机の上にさまざまな種類のごみが並べられていましたが、説明をしながら一つひとつ分けていくことで、講座の終わりにはきれいに分別された状態になっていました。
たとえば、「汚れたプラスチック(手で曲げられるもの)は燃やせるごみになる」「割れた瓶は不燃ごみになる」「電池や使用済みスプレー缶は指定の回収場所に出す」など、迷いやすいごみの分け方についても、ポイントを整理してわかりやすく伝えてくださいました。

参加者の反応

講座中には「なるほど!」という声や驚きの反応が自然に聞こえ、終了時には温かい拍手が起こるなど、非常に充実した時間となりました。「今後の生活に役立つ」「分かりやすかった」といった声も寄せられました。

おわりに

講座終了後には、希望者にごみ分別カレンダーとごみの分け方ガイド(多言語:英語・中国語・ポルトガル語・ベトナム語)を配布。参加者全員で講師の三浦さんに「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えました。
協会では、今後も地域で暮らす外国人住民の皆さんが安心して生活できるよう、役立つ情報をわかりやすく伝える講座を企画してまいります。ご参加いただいた皆さま、講師の三浦さん、ありがとうございました!

2025.09.14生活日本語教室(防災)を開催しました!

2025年9月14日(日)、刈谷市国際交流協会では「生活日本語教室」を開催しました。今回のテーマは「防災」。その中でも地震にフォーカスし、地震発生時の行動や備えについて、写真や動画を交えて学ぶ機会となりました。

教室の概要

  • 日 時:2025年9月14日(日)10:00〜11:30
  • 講 師:刈谷市役所 危機管理課 五十嵐克巳さん
  • 教室コーディネーター:中野佳子さん
  • 刈谷地域日本語教育コーディネーター兼教室補助:岡部真理子さん
  • 参加者:学習者24名(大人20名・子ども4名)、日本語サポーター10名
  • 国 籍:ベトナム、タイ、インド、中国、香港、イタリア、オーストラリア、台湾、アイルランド、アルゼンチンの10か国

多国籍な学びの場となりました

参加者の日本語レベルは初級から中級までさまざま。サポーターが各テーブルに入り、2対1または3対1の体制で対話をサポートしました。和やかな雰囲気の中、言葉の壁を越えて学びと交流が深まりました。

学びのポイント

講義はまず、地震の恐ろしさを写真や動画で視覚的に伝えるところから始まりました。その後、地震発生時に取るべき初期行動について、家の中・屋外・エレベーター内など、場面ごとの対応方法を具体的に紹介。参加者は「ダンゴムシのポーズ」を実際に練習し、身を守る姿勢を体験しました。
防災では、地震が起きたときの行動だけでなく、事前の備えも重要です。中央のテーブルには備蓄品を並べ、非常持ち出し袋については、講師が普段持ち歩いているリュックの中身を取り出しながら、実物を使って分かりやすく説明しました。
また、7月30日に発令された津波注意報にも触れ、日本以外で起きた地震でも津波の危険があることを伝え、注意喚起を行いました。
参加者はワークシートにメモを取りながら、日本語サポーターとの対話を通じて理解を深め、最後には「Can-doチェック」で学びを振り返りました。

学習者の声(一部抜粋)

  • 「地震のとき、まず何をするかがわかって安心しました」
  • 「非常持ち出し袋に何を入れるべきかを知りました。」
  • 「地震や津波が起こった時に生き残る方法を学びました。」
  • 「日本語が難しかったけど、サポーターと話して楽しく学べました」
  • 「地震のない国から来たので、たくさんのことを学べました」
  • 「祖国に帰ったら、学んだことを家族に伝えたいです」

サポーターの皆さんへ感謝

サポーターの皆さんには、学習者の理解を丁寧に支えていただきました。「一緒に学ぶ」姿勢が教室全体を温かく包み込み、安心して話せる場づくりに大きく貢献してくださいました。

次回の教室も、学びと交流の場として、さらに充実した内容を目指してまいります。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!

2025.09.13KIFAボランティア研修会「チラシ作成とInstagam活用講座」

刈谷市国際交流協会では、毎年ボランティアのスキルアップを目的とした研修会を開催しています。今年のテーマは、「イベントをもっと魅力的に! チラシ作成とInstagram活用講座」です。

日頃の活動やイベントをより多くの方に知っていただき、新しい参加者を呼び込むために、魅力的に見えるチラシ作成のポイントと、それに連動したInstagramの入門的な活用方法について学びました。

◆ 日 時:2025年9月13日(土) 13:30~15:30
◆ 場 所:国際プラザ
◆ 講 師:石川 千佐子 (協会職員)

刈谷市国際交流協会親善ボランティア(KIFAV)を対象に行われたこの研修会に16人が参加しました。冒頭では、今後の展望として、KIFAがイベントや活動の情報を共有しながらKIFAVと共に盛り上げていくために、そしてイベントの企画・運営をよりスムーズに進められるようにとの考えから作成された「KIFAガイドライン」と「チェックシート」について、参加者の皆さんと一緒に確認しました。

研修会では、まず「良いチラシとは何か」という基本に立ち返り、「わかりやすい」「読みやすい」「印象に残る」という三つの視点から学びを深めました。具体的には、必要な情報がすぐに見つかる構造や情報整理、ストレスなく読める視認性・可読性、そして見た人の心を動かす美しさや感情の要素について、実例を交えながら解説がありました。続いて、フォントの種類や無料素材の活用、著作権侵害を避けるための注意点、QRコードの作成方法など、チラシ作成に役立つ豆知識も紹介され、参加者からは「勉強になった」「参考になった」との声が聞かれました。

後半では、SNS活用の目的を改めて考え、特にInstagramにおける投稿のポイントを学びました。「プロフィールは第一印象」「写真は伝えるツール」「キャプションは思い」「ハッシュタグは検索の鍵」という"投稿の4大鉄則"をもとに、フィード投稿の流れを視覚的に確認しながら、実践的な理解を深めました。

講義の後はグループワークを行い、各グループに配布されたサンプルチラシをもとに、どのように改善すればより魅力的になるかを話し合い、発表していただきました。参加者はそれぞれの視点から的確な指摘を行い、講座で得た知識をしっかりとアウトプットされていた様子が印象的でした。
また、事前課題として提出された11作品のうち9作品を用いて、公開講評を実施し、視線の流れや情報の優先順位、文字量の調整など、より伝わるデザインに向けた具体的なアドバイスがありました。講評を通じて、他の参加者の工夫を知ることで視野が広がり、自身の案を客観的に見直す貴重な機会となったようです。

アンケートには、「新しい知識を得られてよかった」「これから活用したい」「新しくチャレンジしたい」といった前向きな声が多く寄せられ、参加者の意欲と可能性を感じる研修会となりました。

今後も、こうした学びの場を通じて、地域の活動がより魅力的に発信され、多くの方々に届くことを願っています。KIFAでは、KIFAVの皆さんがそれぞれの想いや工夫を形にし、地域に広げていけるよう、今後も実践的な研修や情報共有の機会を継続していきたいと考えています。今回の講座で得た知識や視点が、皆さんの活動の中で息づき、より豊かな交流や参加につながっていくことを心から期待しています。

2025.08.31刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」第1期

刈谷市内に住む、日本語がほとんどわからない外国人住民を対象にした対話型の日本語教室「はなそう にほんご」を開催しました。

◆日時:2025年6月22日~2025年8月31日の毎週日曜日
     (全10回)13:30~15:00 ※8/10は休み
◆場所:刈谷市国際プラザ ラウンジ
◆教室参加者:日本語パートナー  17人
            学習者           17人
(出身:ベトナム 6人、フィリピン 5人、ネパール 1人、タイ 1人、インド 1人、ケニア1人、日本1人、スリランカ1人)

◆各回のトピック
 第1回:オリエンテーションと自己紹介
 第2回:住んでいるところ
 第3回:出身地
 第4回:家族
 第5回:料理
 第6回:食べ物
 第7回:買い物
 第8回:旅行
 第9回:仕事
 第10回:ふりかえり
※各回のトピックは愛知県が作成した学習教材「はじめての日本語教室」28トピックの中から選んでいます。)
 [参考]学習教材「はじめての日本語教室」 - 愛知県 (pref.aichi.jp) 

この教室の目標は、日本語がほとんどわからない初期レベルの人が、日常生活の簡単な表現を理解して話すことができるようになること、あいさつや自己紹介ができるようになって地域の人と関係がつくれるようになることです。その日のトピックについて、学習者と日本語パートナーが、対等な立場で対話を繰り返します。地域住民同士である学習者とパートナーが様々なトピックを話していきますので、自分が住んでいる地域の生活情報や知識が身についていきます。

 クラスの進行役は、教室コーディネーターです。学習者とパートナーのコミュニケーションがスムーズにいくように、トピックをどう話したらいいかモデルを見せたり、ペアの組み合わせを考えたりします。また、色々なペアで話せるよう、「ペアで話す」「ペア交代」「グループで話す」「別の机に移動する」などの工夫をします。コーディネーターは毎回綿密な打ち合わせをし、教室活動がスムーズにいくようにきめ細やかに配慮をします。

 また、今期は刈谷で初めて、外国人住民コーディネーターが教室に参加しました。第1回、第2回に参加してもらいましたが、長年日本に住み、母国のことも刈谷のこともよく知る外国人コーディネーターが教室に関わることで、最初は緊張していた学習者の表情が一気に明るくなったことがとても印象的でした。外国人住民コーディネーターは、学習者を情意面でサポートをする、教室において重要な存在です。

 全10回の対話活動を通して、学習者の日本語力が向上するだけでなく、参加者同士が心を通わせることができるのも、この教室の大きな魅力です。第9回には、インド出身のカマラさんが「今日は参加できないけれど、国に帰る前にみんなに挨拶したくて」と教室に来てくれました。その場にいたメンバーで記念写真をパシャ!最終回となる第10回では、これまでの活動の中から特に話したいテーマを選び、自由に話す時間を設けました。初回と比べて、学習者の皆さんがずいぶん話せるようになっていて、とても嬉しく感じました。教室の後には、お菓子と飲み物を囲んで茶話会も開催し、ここでも記念写真をパシャ!

以下、学習者の皆さんからいただいた声です。

【学習者からの声】
・教室を通じて、日常生活に役立つ多くのことを学びました。
・このやり方はとても良いです。先生は段階的にすべてのことを教えてくれます。日々の活動にとても役立ちます。 
・この方法は、特に職場の同僚とのコミュニケーションに役立ち、他の人とスムーズに話すためにとても効果的だと思います。質問に答えたり、質問したりする場面でも、私にとってとても役に立っています。
・すぐにサポートが受けられるので、とても良いアプローチだと思います。
・以前よりも話せるようになりました。言葉が増えると混乱してしまうので話すのが怖かったのですが、外国の方や日本の人たちと簡単な会話ができる自分に気づきました。このクラスのおかげで、もっと日本語で話せるようになりました。
・とても興味深かったです。新しい単語や新しい友達の考え方を学ぶことができました。また、何度か練習して、日本語が早く上達できたのもとても嬉しかったです。

今年度後半には第2期「はなそう にほんご」を予定しています。
◆日時:2025年12月7日~2026年2月8日の毎週日曜日
     (全8回)13:30~15:00 ※12/28.1/4は休み
第2期もたくさんの方が参加してくれますように!

2025.07.262025年度前期 日本語教室ボランティア入門講座

刈谷市国際交流協会(KIFA)では、地域での社会貢献に興味がある人やKIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、年に2回「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。今回は以下の日程で行い、現在教室で活動中のボランティアが講師を務めました。

■日 時 :①7月26日 (土)   16:30~19:15
       ②8月 2日 (土)  13:30~15:30
       (全2回)
■場 所 :刈谷市民交流センター
       (国際プラザ・社会教育センター)

○講座内容
【1日目】
・KIFA紹介/この地域の外国人住民の状況について
・教室活動紹介
・グループワーク
・スリーエス(外国につながりを持つ子どもたちの学習支援団体)について
・KIFAの日本語支援体制について
・教室見学

【2日目】
・教室見学の感想発表
・国語(学校)教育と日本語教育の違いについて
・先輩ボランティアとの意見交換会
・講座終了後、ボランティア登録

1日目、刈谷市国際交流協会について、地域に住む外国人住民の状況や特徴についての説明を聞きました。日本語支援グループリーダーから教室活動についての紹介説明を聞いた後はグループワークを行いました。自己紹介で緊張がほぐれた後は、「日本人、外国人って何?」というテーマで話し合いました。
教室の最後には、実際の日本語教室の様子を見学しました。最近の土曜教室は15~20人程度の学習者と20名程度のボランティアが参加しています。クラスは入門、初級(みんなの日本語6~50課)、会話中心のクラスなど、学習者のニーズによって細かく分かれており、受講者の皆さんは各クラスの様子を熱心に見学していました。

2日目には先輩ボランティアとの意見交換会を行いました。ここまで聞いた説明や教室見学によって感じた疑問や不安、ボランティアの皆さんがどんな思いで教室に参加しているかなど、たくさんの先輩ボランティアが協力してくれて意見を交換しました。

新ボランティアの皆さん向けには、ボランティア登録後、実際の教室活動に向けての具体的な教え方や教室の進め方を学べるフォローアップ講座を実施していきます。その後、各曜日の教室に参加したり見学したりした後、9月から本格的に教室活動に参加していただく予定です。

2025.07.25クラシックギターと歌のコンサート チェコからの贈り物 ~Music For You~

NPO一期一会共催
国旗:チェコ共和国-thumb-128x85-3041.gifのサムネイル画像「チェコからの贈り物
                  ~Music For You~」

2025年7月25日、親子で一緒に楽しめるコンサートを開催しました。チェコと日本の歌の数々に彩られたこのコンサートには、100名を超える皆様にご来場いただき、世代を越えて音楽の魅力を満喫するひとときとなりました。

当日は、チェコから招いた演奏家たちが、クラシックギターのソロやデュエット、歌との共演を通じて、プラハの香り漂う音楽の世界をお届けしました。演奏された楽曲は、ジュリアーニ、モーツァルト、スメタナ、ドヴォルジャークといったチェコやヨーロッパの巨匠たちの作品に加え、日本のなじみ深い歌も登場し、会場は終始あたたかな雰囲気に包まれました。

◆日時:2025年7月25日(金)14:00~15:30
◆場所:刈谷市民交流センター2F 国際プラザ ラウンジ
◆出演:マルティン・クレヘナッチ氏(クラシックギター演奏家)
      ヤン・ヤンダ氏(オペラ歌手/クラシックギター演奏家)
◆司会:クレヘナッチ 夕湖 氏(NPO一期一会)
◆参加人数:107名

〈体を動かして感じる音楽の世界 ― 子供向けプログラム〉
 最初の30分は、幼稚園児や小さなお子様にも楽しんでいただける参加型プログラム。ギターの音楽と歌に合わせて体を動かすことで、音楽との自然なふれあいを体験できました。司会を務めたクレヘナッチ夕湖さんは、チェコの人気アニメキャラクター「クルテク(もぐらくん)」のぬいぐるみを手に、優しく子どもたちに語りかけながら進行。日本でも親しまれている「山のポルカ」や「おお牧場はみどり」が実はチェコの民謡であることも紹介され、演奏に合わせて会場全体が一体となって歌いました。

〈本格的なクラシックの響き ― 後半プログラム〉
 休憩を挟んだ後半は、クラシックギターの深みある響きと、オペラ歌手による力強く美しい歌声をじっくり堪能できるプログラム。ジュリアーニ、スメタナ、モーツァルト、ドヴォルザークなどの名曲に加え、日本の民謡や歌謡曲も織り込まれ、懐かしく温かい音楽が会場に広がりました。終盤では、来場者全員で「ふるさと」を合唱し、心に残る締めくくりとなりました。

~演奏プログラム一覧~
1.Polonéza/ポロネーズ(ジュリアーニ/イタリア)
2.Každý jen tu svou/それぞれが自分のものだけを
                     (スメタナ/チェコ)
3.浜千鳥(日本民謡)
4.Čerešničky/さくらんぼちゃん(チェコ民謡)
5.Doudlebská polka/山のポルカ(チェコ民謡・舞曲)
6.Šla Nanynka do zelí/ナニンカはキャベツ畑へ行った
                         (チェコ童謡)
7.Jedna dva tři čtyři pět/いち・に・さん・し
8.Ej, Lučka Široká/おお牧場はみどり(チェコ民謡)
休憩
9  .Rossignol/ナイチンゲール(ルネサンス)
10.Malats/マラッツ(スペイン)
11.Dvořák/(ドヴォルザーク/チェコ)
12.Shebeg(オキャロラン)
13.オシリス(モーツアルト)
14.ドンジョバンニ(モーツアルト)
15.城ヶ島の雨(日本)
16.待ちぼうけ(日本)
アンコール
17.ふるさと

 音楽を通じて国境を越えた心の交流が生まれ、笑顔あふれる特別な一日となりました。ご来場いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

2025.07.19文化交流グループ 異文化交流会(マレーシア)

石田ミミさん、純也さんを講師にお迎えして、マレーシアの文化と料理「チキンルンダン」「オンデオンデ」を紹介してもらいました。

○日 時:2025年7月19日(土)10:00~12:00
○場 所:国際プラザ
○参加者:講師2名、文化交流グループメンバー 12名

今回は、マレーシアの文化紹介をしていただきました。
ルンダンは、牛肉や鶏肉を複数のスパイスやココナッツミルクで長時間煮込んだ濃厚な味わいの料理です。今回は鶏肉で作っていただきました。地域や家庭によって味付けは異なりますが、ココナッツ香る甘めのカレーのような味わいです。

オンデオンデは鮮やかな緑色の一口サイズのお餅のようなもので、外側にまぶしたココナッツの食感と中身の蜜(パームシュガー)の甘さがあふれ出るおいしいデザートです。

【参加メンバーの感想】
文化紹介はクイズもあって面白かったし、説明も分かりやすく楽しかったです。人々の暮らしや名物料理など、今まで知らなかったマレーシアの魅力についてたくさん教えてもらい、今後訪れてみたい国の一つになりました。 
料理の味もとても素晴らしく、ルンダンは辛さを控えめにして頂けたことで美味しく頂けたし、オンデオンデは初めての食感が楽しかったです。 石田さんに質問をしてマレーシア文化をより深く知ることができ、とても楽しく過ごすことができました。

2025.06.14KIFAV文化交流グループ イベント たなばた

愛知教育大学に所属する留学生(10名)と、日本の夏の体験としてたなばたの文化をいっしょに楽しみました。
○日 時: 2025年6月14日(土)10:45~12:45
○場 所: 国際プラザ
○参加者:24人 (愛教大留学生10人:中国、インドネシア、
       ボツワナ。 KIFAボランティア14人)

留学生の皆さんには、以下の3点の日本文化を体験してもらいました。
1.ゆかた体験(ボランティアが留学生に浴衣を着付ける)
2.七夕体験(短冊に願い事を書いて、笹に飾る)
3.五目ちらし寿司を一緒に作り、日本伝統の食文化に触れながら交流を楽しむ

着物と浴衣の違い、お寿司の種類などの日本文化の解説も交えながら、留学生に食べる、着るという日本文化を体験していただきました。今春に来日したばかりで、「日本の伝統衣装を着るのは初めて!」という留学生も多く、嬉しそうに写真を撮っている姿が見られました。
また、ちらし寿司を一緒に盛りつけ、食事をしながら交流することで、言葉や文化、年齢の壁を越えた親睦を深めることができました。食べる際に、初めて見る『かんぴょう』に恐る恐る一口食べて、「美味しい!」と笑顔になる留学生の表情を見て、安心するとともに、かんぴょうを食べ慣れない外国の方から見れば得体の知れない謎の茶色い物体であったと気づかされました。

ボランティアに興味がある方、何か新しいことを始めたい方、刈谷市周辺に住む外国人の方と交流したい方、ぜひ私たちのボランティア活動に参加してみませんか。お問い合わせをお待ちしております。

2025.06.01刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」 日本語パートナー説明会

刈谷市国際交流協会では、刈谷市内に住む日本語がほとんどわからない外国人住民を対象にした対話型の日本語教室「はなそう にほんご」を開催しています。2025年度は第1期は6月22日(日)から8月31日(日)まで教室を実施します。

この教室では、地域に住む日本語がほとんど話せない外国人住民が、身近な話題について日本語で話せるようになることを目指しています。教室の開始に先立ち、学習者と対話しながら日本語学習の支援を行う「日本語パートナー」についての説明会を開催しました。

日本語パートナー説明会

日 時:6月1日(日)13:30~16:30
場 所:刈谷市国際プラザ 201会議室
    (刈谷市民交流センター2階)
参加者:11名
パートナー登録者:10名

内容

説明会では、以下のような多角的な視点から「はなそう にほんご」教室の意義と役割について紹介しました。
[刈谷市 市民協働課より]
 ●刈谷市の外国人住民の状況
 ●多文化共生に関する施策
 ●外国人コミュニティ
 [刈谷市国際交流協会より]
 ●教室実施状況・背景
 ●教室の目的と概要
 ●刈谷市国際交流協会における
   日本語学習支援体制
[刈谷市地域日本語教育コーディネーターより]
  ●対話型とは?/なぜ対話型?
 ●コミュニケーションの方法
 ●ワーク1:「異言語体験」
 ●教材の使い方
 ●クラス活動/コースの流れ
[教室コーディネーターより]
  ●模擬体験                   

 この教室は、2019年度に刈谷市で実施された愛知県モデル事業をきっかけに、2020年度より刈谷市国際交流協会の多文化共生事業の一環としてスタートしました。
 刈谷市が掲げる「多文化共生」とは、「国籍や民族などの異なる人々と日本人が、互いの文化的違いを認め合い、対等な関係を築きながら、地域社会の構成員として共に生きていくこと」であり、2024年には「第2次刈谷市多文化共生推進計画」も策定されています。

 学習者とペアになって対話を行う「日本語パートナー」は、相手の言いたいことを尊重しながら、互いの理解を深める役割を担います。
教室ではさまざまなトピックを通じて、参加者同士が自分のことを語り合い、相手の文化や背景に関心を持つきっかけにもなっています。

 協会では、教室コーディネーターや地域の協力者と連携しながら、外国人住民の日本語学習と地域とのつながりを支援し、刈谷市における多文化共生の推進に取り組んでいます。
 なお、2025年度第2期の「日本語パートナー説明会」は、11月2日(日)に開催を予定しています。ご興味のある方は、ぜひご参加ください。

刈谷初期日本語教室「はなそうにほんご」 
2025年度第1期

日時:2025年6月22日~8月31日の毎週日曜日
     (全10回)13:30~15:00
    ※8月10日は休み
場所:刈谷市国際プラザ ラウンジ




2025.04.19 KIFA 親善ボランティア交流会

4月19日(土)、2025年度の総会・講演会終了後、国際プラザラウンジにてKIFA親善ボランティア交流会が開催されました。 当日は協会親善ボランティアに加え、「はなそう にほんご」教室コーディネーター&日本語パートナー、スリーエスのメンバーの、計17名が参加しました。

はじめに、親善ボランティア各グループから、活動紹介や今年度の活動予定についての報告がありました。 今年度も楽しい企画が盛りだくさんの予定です。今後の活動は随時協会HPや公式LINEでお知らせしていきますので、お楽しみに!
グループの活動紹介の後は、各グループの所属メンバーがそれぞれボランティアを始めたきっかけや、思い出に残る活動中のエピソードなどを含めた自己紹介を行い、あまり会うチャンスのない他グループの仲間たちの新たな魅力を発見することができました。

短い時間ではありましたが、お互いのグループの活動についてや各々の思いを知ることで、グループ間の横のつながりを強化し、さらなる活発な活動が期待される素晴らしい機会となりました。

ボランティアに興味がある方、何か新しいことを始めたい方、刈谷市周辺に住む外国人の方と交流したい方、ぜひ私たちのボランティア活動に参加してみませんか。 
お問い合わせをお待ちしております。