2018.12.22親子ワールドキッチン・イギリス編

冬休みが始まったばかりのクリスマス間近な土曜日に親子ワールドキッチンを開催しました。今回はイギリスの伝統的なクリスマスのお菓子【ミンスパイ】。イギリス出身のリー・サージャントさんがその作り方を教えてくださいました。

生地の粉の分量を量るところから、みなさん真剣に取り組みました。ミンスパイはさくさくの生地の中にミンスミートと呼ばれる、リンゴとドライフルーツを刻んだものを詰めますが、瓶詰になったミンスミートをお店で買うこともできます。今回はリーさんが事前に作っておいてくれたホームメイドのものを使いました。瓶のふたを開けるとシナモンのいい匂い。ミンスミートを生地に詰め、
自分の名前のイニシャルや星やハートなどの自分のしるしを付けた生地で蓋をして、オーブンに入れて焼き上がりを待つこと40分。その間にリーさんにクリスマスの絵本を読んでもらいました。
The Jolly Christmas Postman
(ゆかいな郵便屋さんのクリスマス)
このお話の中にミンスパイが出てくるのです。

絵本.jpgのサムネイル画像英語と日本語で交互に読んでもらったあとはお話の中にもでてくる"What's the time, Mr. Wolf ?" (おおかみさん、今なんじ?)をやって遊びました。みんな大きな声で、"What's the time Mr. Wolf ?" と聞けていましたね♪

やがてミンスパイもいい色に焼きあがりました。

焼き上がり.JPGのサムネイル画像

リーさんがイギリスから持ってきてくれた、粉末のカスタードパウダーを使ってカスタードクリームを作ります。

カスタードクリーム.jpgのサムネイル画像

カスタード.JPGのサムネイル画像

 

焼きたてのミンスパイにたっぷりとかけて出来上がり。美味しくて、楽しかったですね。
皆さん、イギリスのクリスマスを満喫できたかな?

⑥親子英.JPG

 

☆ワールドキッチンは協会の会員の皆さんを対象とした無料の講座です。会員登録は随時受け付けています。

☆前回のワールドキッチンの様子はこちらからご覧いただけます。

2018.12.16国際交流フェスタ in Kariya 2018

毎年恒例の国際交流フェスタ、今回は「体験しよう世界の文化」をテーマに刈谷市総合文化センター小ホールで開催されました。

○日 時:12月16日(日)
     13時~16時30分
○場 所:刈谷市総合文化センター 小ホール

入口では参加6カ国からのメッセージをちりばめたWelcomeボードが、会場ではそれぞれの国のウェルカムドリンクとスナックで来場者をお迎えしました。
オープニングを飾ったのは、この日のために結成された「国際フェスタバンド」。彼らの演奏にのせて6カ国(韓国・台湾・中国・ベトナム・タイ・インドネシア)の中心メンバーが入場し、自己紹介をしました。

今年のフェスタは、各種ワークショップを通じて世界の文化を楽しもう!がテーマです。まず国際イベントグループメンバーのリードによる「チキンダンス」をにぎやかに踊ったあとは、インドヨガ講師による、手軽にできるヨガワークショップを行いました。各ブースでも昔から国に伝わる遊びやゲームなど、来場者と一緒に楽しみました。

②チキンダンス.JPG ③ヨガ.JPG

続いてのパフォーマンスタイムでは、インドネシアの楽器「グンデル」の演奏から始まりました。
④グンデル.JPG

踊りはチームごとに披露。
「タイチーム」「ベトナムチーム」「中国チーム」「インドネシアチーム」

⑤タイ.JPG ⑥ベトナム.JPG

⑦中国.JPG ⑧インドネシア.JPG


各チーム手作り衣装に、オリジナルダンス。各国のネイティブを中心に練習を重ね、事前に民族衣装やメイクを準備し、とても良いチームワークで頑張りました。どのチームも素敵な笑顔で、来場者を楽しませてくれました。
最後は、和太鼓「刈谷やぐら太鼓」に、迫力ある演奏を披露していただきました。

⑨和太鼓.JPG

⑪交流②.JPG ⑩交流.JPG

そして最後はファッションショー。各国の民族衣装の紹介です。
インドネシア・タイ・ベトナム・中国・台湾・韓国の順にランウェイを進みます。
色彩やデザインなど様々で、見ているだけで楽しいですね!とてもかわいくて華やかでした♪

⑫ファッションショー①.JPG ⑬ファッションショー②.JPG

⑭ファッションショー全体.JPG

今回も多くの人たちのご協力で、国際交流フェスタをにぎやかに行うことができました。国際交流フェスタは、刈谷市国際交流協会親善ボランティア(通称KIFAV)国際イベントグループを中心として、他KIFAVメンバー、一般ボランティア、学生ボランティア、近隣に住む外国人の皆さんが一緒になり企画運営し、作り上げています。
今年はスタッフ含め、約300名以上の方が参加しました。
次回のフェスタには、あなたもボランティアとして参加してみませんか?
きっとたくさんの出会いや、新しい世界が広がると思います。

2018.12.09外国人住民のための無料健康相談会

市内や近隣地域に在住する外国籍住民の方を対象に無料健康相談会を開催しました。

☆日時 平成3012月9()14:0016:30
☆場所 国際プラザ
☆共催 外国人医療センター(MICA) 
☆協力 刈谷医師会、刈谷市歯科医師会

無料健康相談前には日本語教室が開催されていて、健康相談参加希望の学習者を対象に、おにぎりと味噌汁を作って皆で食べました。お腹がいっぱいになった後は、ヨガです!
体が硬いから~。と言っていた学習者たちにも、やってみましょう!と誘導し、皆でヨガ体験。先生の声がなんとも心地よく、とてもリラックスした雰囲気の中、呼吸を整えていきました。ゆっくりと動きながらも様々なポーズを取り入れ、しっかりと体をほぐしていましたH30健康相談2 (2).JPG
日差しがそそぎ込む中、健康相談会前にとてもいい時間を過ごすことができました。H30健康相談2 (1).JPG

健康相談会は、看護師による問診、身体測定、歯科検診、内科検診、胸部レントゲンなどが行われました。自身の症状を日本語では詳細に伝えられない相談者のために、通訳ボランティア(フィリピノ語2人、ベトナム語2人、インドネシア語1人、ポルトガル語/スペイン語1人)にも協力いただきました。
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自身で受けた健康相談の結果票を持参し、詳しい説明を聞きに来た人、家族で来た人、長年日本で住んでいても病院に行かない人など様々。相談者は康上の悩みなどを熱心に相談し、自分の健康状態を知ることができました。健康診断が終わった人には、衣浦東部保健所の看護師さんから結核予防の説明もありました。生活環境や言葉の壁などで普段なかなか健康診断を受けられない方はたくさんいると思うので、こういった活動をもっと知らせていければと思います。

今年の相談者は35名となりました。
フィリピン13、インドネシア7名、ベトナム5名、カンボジア3名、モンゴル3名、中国2名、ブラジル1名、日本1

★当日の様子は、外国人医療センター(MICA)活動ブログにも掲載しています。ぜひご覧下さい♪

■昨年の様子はこちらをご覧下さい。

2018.12.01東海日本語ネットワーク(TNN)日本語シンポジウム

12月1日(土)に名古屋国際センターにて催された東海日本語
ネットワーク主催日本語ボランティアシンポジウム2018
【増え続ける外国人〜どうする?わたしたちの日本語教室〜】に
パネリストとして、日本語支援ボランティアグループの山本さんが
参加されました。
当日の様子がNHKのニュースで放映されました。

 

2018.11.22アフリカンナイト

アフリカ4か国(エジプト、ケニア、モザンビーク、モロッコ)から来日した、若手人材による国際理解講座を開催しました。

アフリカンナイト
日 時:11月22日(木)18:30~20:00
場 所:国際プラザ ラウンジ
講 師:JICA ABEイニシアティブ インターン
     マリアムさん(エジプト)
     デニスさん (ケニア)
     マイケルさん(ケニア)
     ヴァイナさん(モザンビーク)
     ズベールさん(モロッコ)
協 力:NPOジャパンアフリカトラスト
            ㈱おとうふ工房いしかわ

 今回、初めて国際プラザで夜のイベントを開催しました。4か国のアフリカの若者達による話が聞けるとあって、仕事や学校の帰りに約40人が参加しました。参加者をアフリカのコーヒーとスナックでお迎えして、イベントはスタートしました。

 講師は青年海外協力隊(JICA)による産業人材育成プロジェクト・ABEイニシアティブにより来日し、約半年間、高浜市にある㈱おとうふ工房いしかわ でインターンとして働いている皆さんで、全員、母国語以外に英語が堪能です。順番に自国の紹介(地理、文化、言語、食生活、観光スポットなど)をプレゼンしていただきました。マリアムさんは日本語で、他の皆さんは英語(逐次通訳つき)で、自分の国の魅力を伝えました。
 その後、ABEイニシアティブについての説明や、彼らが普段どういう仕事をしているかということを、㈱おとうふ工房いしかわ の北瀬さんに紹介していただきました。このプログラムに参加するにあたり、7回の試験をパスしてきたという優秀な皆さんは、一方でダンスや音楽が大好きな20代の若者達です。参加者の皆さんとのやりとりも、終始リラックスした雰囲気となりました。プレゼンの後には、会場に用意されたアフリカのボードゲーム(マンカラ)で対戦したり、民族楽器(レインスティック、ジャンベ)を鳴らしてみたり、ダンスステップを教えてもらったりと、限られた時間の中で楽しく交流しました。

 日本の印象は?の問いに対して、5人は「どこに行っても安全であり、街中で会う人がみんな親切で礼儀正しい」など、それぞれに良い印象を持っていてくれました。参加者からは「アフリカといっても、北東のエジプト、北西のモロッコ、南東のモザンビークやケニアで随分文化が違うことがわかりました。一般的に知られるアフリカのイメージではなく、若い人の生の声を聞けたことが新鮮でした。4つの国に行ってみたくなりました。」という声がありました。お互いの国を知り交流することで、皆さんの中でアフリカがこれまでより身近な存在になったのではないでしょうか。

H30アフリカンナイト6.JPG  H30アフリカンナイト7.JPG  H30アフリカンナイト8.JPG

5人は12月19日をもってABEイニシアティブインターンシップを終了し、一旦母国に戻ってクリスマスを過ごすそうです。今後のさらなるご活躍に期待しています!

  

 

2018.11.11カナダ・ストリートホッケー体験交流会

東海地区に在住のカナダの皆さんに、カナダのスポーツ「ストリートホッケー」の楽しみ方を紹介していただく、「ストリートホッケー体験交流会」を開催しました。

○日 時: 11月11日(日)10:00~15:30
○場 所: ミササガパーク(自由広場内特設会場)
○共 催: 東海日本カナダ協会(TJCS)HPはこちら

≪ストリートホッケーとは?≫------------
カナダの郊外や小さな町で昔から親しまれているスポーツ。アイスホッケーに似ていますが、アイスリンクではなく、公園や空き地などの広場で楽しみます。木製のスティックとゴムボールを使い、カナダでは子供から大人まで幅広く親しまれています。初心者でも気軽にできるスポーツです。
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今年のストリートホッケーにはカナダから、ギャリー・ウィリアムズさんと娘のマッケンジーさん親子が来刈し参加しました。ギャリーさんは、2006年に初開催されたこの交流会の発起人でもあります。今回は初来刈となる、マッケンジーさんもオープニングでカナダ国歌を披露したり、子どもたちにホッケーを教えたりと大活躍でした。
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オープニングが終わると、カナダ人によるホッケー講座を行ないました。参加者を4つのグループに分け、初心者の人でも楽しめるように、スティックの持ち方やボールの打ち方、パス、ジグザグドリブル、シュート練習など、基本的なプレー方法を東海日本カナダ協会(TJCS)のメンバーから教えてもらいました。

練習が終わると、次は試合!カナダ人と日本人を交えたA~Dの日加チームをつくり、リーグ戦を行ないました。ボールを追いかける姿は真剣で、白熱した試合が繰り広げられました。試合前半でゴールを決めるチームや、お互い譲らないチームもあり、ゴールが入ったときの喜びや、いいプレーをした時のリアクションはカナダ風!チームみんなで大盛り上がり♪

また今年は、子どもの参加者がとても多かったのが印象的です!ジュニアチームを4つ作って、リーグ戦。年齢も身長もばらばらな子どもたちが一生懸命ボールを追いかける姿や大人チームのように作戦会議?したり、とても微笑ましい光景が見られました。シュートを決める姿に、大人たちは笑顔で声援をおくっていました

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お昼はカナダ風ホットドッグ♪
自分の好きなトッピングをのせ、みんなで食べながらの休憩タイム。

美味しいホットドックに参加者はみ~んな笑顔。話も弾みます♪

最後はカナダ人と日本人混合チームによるエキシビジョンマッチです。10分間の一本勝負!迫力満点なプレーは見ているだけでドキドキハラハラでした。
今年は11月とは思えないほど、暑いくらいのホッケー日和!参加者は応援も含め、総勢150人でした。みんな汗だくになりながら、英語・日本語・ダジャレが交じり合った言葉でコミュニケーション。真剣なプレー、美味しいホットドック、そしてカナダ人だけでなく、多国籍な参加者たちとの交流で、笑顔溢れるスポーツ日和な1日となりました!

■昨年の様子はこちらからご覧になれます。

2018.11.10カナダからストリートホッケー選手の親子が刈谷を訪問♪

11月7日(水) ~ 12日(月)の6日間、カナダからストリートホッケー選手のギャリー・ウィリアムズさんと娘のマッケンジーさん親子が刈谷を訪問しました。滞在中は、ホームステイで日本の生活体験やイベントを通して、刈谷市民との交流を深めました。

≪ギャリー親子の主な日程≫

月日内容
11/7(水) 刈谷到着
11/8(木)

市内見学
(郷土資料館、ミササガパーク)
着物体験と佐喜知庵

11/9(金) 刈谷南中学校訪問
刈谷高校訪問
11/10(土) 交流会
11/11(日) ストリートホッケー体験交流会
11/12(月) フリーデー
11/13(火) 刈谷出発

10日(土)には国際プラザで交流会を開催しました。カナダのスポーツ体験、文化紹介、マッケンジーさんによるカナダ国歌披露、パンケーキの試食、ホッケープレー体験などで交流を図りました。
カナダ文化紹介では、生活の様子や食べ物などを紹介するとともに、マッケンジーさんが通っている学校の様子を動画で撮ってきてくれたので、参加者はカナダの学校の様子も良く知ることができました。キッチンでは、ギャリーさんがカナダから持参したパンケーキミックスとメープルシロップを使用したカナディアンパンケーキを作り、みんなにこにこしながら美味しそうに食べ、会話も弾んでいました。ラウンジ奥では、子どもたちのためにストリートホッケー体験コーナーを作り、ホッケーのゴールキーパー用防具を着てみたり、スティックでボールを打ってシュートしてみたりと実際に体験してもらいました。ギャリーさんがプレーの仕方を丁寧に教え、子どもたちは夢中でゴールを狙ってシュート!
最後は、マッケンジーさんがカナダ国歌を披露し、カナダの若者の挨拶(握手)を教えてくれました。H30ギャリー受入④.JPGのサムネイル画像
手をたたき、指を絡ませ、腕を交差させて、最後はパッチン!皆でやってみましたが、これは、難しくてなかなかできない!

あっという間の交流会でしたが、カナダのスポーツや文化を知り、ギャリーさんとマッケンジーさんとも楽しくお話しし、笑顔溢れる時間になりました。

学校訪問では日本とカナダの学校の違いに、同年代のマッケンジーさんはとても驚いていました。特にカナダには給食や掃除の時間がなく、ギャリーさんは「カナダの学校にも取り入れて欲しい。」と言っていました。H30ギャリー受入⑦.JPG

刈谷南中学校では、ギャリーさんたちがカナダ文化紹介をすると生徒からは合唱披露、H30ギャリー受入⑧.JPGのサムネイル画像
じゃんけん列車を一緒にしたり、クラス全員からの一言メッセージがあったりと同じ年ならではの仲睦まじい姿が見られました。

刈谷高校では、ギャリーさんたちがカナダ紹介とストリートホッケー講座を行ないました。ホッケー体験は、簡単なレクチャーをしたあと、男子5人対女子5人のボール取りゲームを楽しみました。ストホケは狭い場所でも大丈夫!
限られた中でプレーするのも燃えるようです。
部活の時間でもホッケー講座を行い、上手くスティックが動かせなくても、最後には簡単なゲームができるまでになりました。点が入ると歓声があがり、とても盛り上がりました!

マッケンジーさんと同じ年の南中生、そして刈高生もギャリーさんとマッケンジーさんを見ると、恥ずかしながらもハロー!と声をかけている姿が微笑ましかったです。
互いの文化を知り、一緒にスポーツをした1日は、
きっとみんなにとって思い出に残る1日となったかな。。。H30ギャリー受入⑪.JPG

翌日のミササガパークで行なわれた、ストリートホッケー体験交流会にも参加しました。ギャリーさんは、2006年にスタートしたこの交流会の発起人でもあります。ストリートホッケーの様子はこちら
最後に刈谷滞在中、家族のように2人を受け入れてくださったホストファミリー、通訳ボランティアの方々ありがとうございました。

■刈谷高校訪問の様子は刈谷高校のホームページにもアップされています。『国際交流』の『カナダ人親子とのホッケー交流』をご覧ください。

2018.10.13通訳スキルアップ講座(英語)

刈谷市国際交流協会では、姉妹都市カナダ・ミササガ市をはじめとする諸外国からのゲストが刈谷市を訪れた際に、通訳として活動していただくボランティアを随時募集しています。今回は、英語通訳のためのスキルアップ講座を開催しました。

日 時:①10月13日(土)10:00~12:00
     ~通訳の準備・心構え等(座学)~

    ②10月20日(土)  9:30~12:30 
     ~ミササガパークと郷土資料館(実地練習)~

【1日目】通訳者としての事前準備や日々の英語トレーニング方法などを教えていただきました。
日常でできる英語の訓練として、シャドーイングやサイトトランスレーション(意味のかたまりごとに文章を区切り、前から訳していく方法)の練習をしました。講師からは、きれいに訳したり、文章を全て訳さなくても意味がつかめていれば大丈夫とアドバイスをもらい、参加者は一生懸命自分の言葉で訳していました。また、通訳スキルとして大切なノートテーキングの練習もしました。自分の略語や記号を作って、素早く簡単にメモを取る方法を学びました。 最後には、宿題として2回目に訪れるミササガパークの説明原稿が配られました。

【2日目】現場へ行き、実地練習です。
まずはミササガパーク。始めは練習として、宿題の原稿を全員同時に声に出して読みました。始めは声がなかなか出ず、小さかった声も講師の指摘により、お腹に力を入れて声を出すよう心がけるようになりました。合同練習が終わったら、いよいよ一人ずつの実践です。ミササガパーク内を回りながら、説明箇所で一人ずつ通訳していきました。その都度、講師から良かった点やアドバイスをもらい、参加者はしっかりと書きとめていました。

次は郷土資料館へ行きました。ここでは、講師が日本語で説明し英語にする逐次通訳の練習をしました。
初めて見るもの、土器や古い道具、歴史的なものなど、日本語でもすぐに説明が思いつかない展示品が多々ある中、参加者は一生懸命考えた英語を使ったり、簡単な言い方に変えたりして答えていました。

2回の講座を終えて、「プロの通訳者から学べて、勉強になった。」、「普段の英語の訓練や、当日までの準備方法などを知ることができてよかった。」などの感想が聞けました。今回参加したボランティアさんたちは、皆さんモチベーションが高く、この講座をきっかけに今後更に協会事業で活躍してくれると嬉しいです。

2018.08.29親子ワールドキッチン・ドイツ編

夏休み特別企画として行った親子ワールドキッチン。今回は小学生とそのご家族の方にドイツ人留学生のジーナさんにドイツの家庭料理、ポテトケーキとアップルムース、そしてドイツ風サラダを紹介してもらいました。

まずはアップルムースに使う山盛りのリンゴの皮を剥くことからスタートです。信州から仕入れることができた早摘みのリンゴを子どもたちが皮むき器で剥き、その後で大人たちがリンゴを小さく切ってゆきます。やがて刻まれたリンゴでお鍋がいっぱいになると、ジーナさんが風味づけにつかうバニラビーンズの鞘(さや)を包丁の背の部分でしごいて種を取りだしました。さっそく同じように挑戦です。

しごいた種だけでなく鞘も香りづけの為に切り分けてからお鍋の中に入れました。ドイツではいつもバニラビーンズを使うわけではなく、バニラエッセンスで代用される事もあるそうですが、ジーナさんに料理を教えてくれたおばあさんはいつもバニラビーンズを使っていました。ジーナさんは幼いころからおばあさんの手伝いをすることで色々な料理を覚えていったので、レパートリは沢山。日本に来てからもドイツの味が懐かしくなると材料を買い込んできてドイツ料理を作り、多国籍な学生たちと一緒に食事をすることもあるそうです。ジーナさんは手際もとてもよく、日常的に料理をしている様子がうかがえます。

リンゴのお鍋に水と砂糖を加えて火にかけたら、その次はポテトケーキに取り掛かります。皮むき器でじゃがいもの皮を剥いてから、グレーターという器具を使ってじゃがいもを千切りに。シャッシャッとじゃがいもをすりおろし、グレーターを持ち上げると千切りになったじゃがいもがまるで塔のように!ここが一番面白いところ♪とジーナさん。

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2キロのジャガイモをすり下ろして、じゃがいもから出る水分を絞ったあとに小麦粉や卵を加えて混ぜ合わせ、ホットプレートでこんがりと焼いてゆきます。

アップルムースも煮えあがってきたかな?ジーナさんがバニラの鞘を一つ取り出してペロリと味見。これは作った人だけの素敵で美味しい特権です。もちろんみんなも残りの鞘を分け合って味見です。

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生野菜のサラダには炒めたベーコンと玉ねぎにクルトン、そしてひまわりとかぼちゃの種をトッピング。ドレッシングにはナツメグを加えるのがドイツ風で、ナツメグはとてもよく使う香辛料なのだそうです。そしていよいよ試食タイム。バニラの香りのするアップルムースを焼き立てのポテトケーキに添えて頂きました。ドイツではとてもよく食べられるお昼ごはんなのだそうで、皆さん初めて体験する味でしたがさっぱりと甘く、塩味のポテトケーキによく合って、とても美味しかったですね。

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ジーナさんが淹れてくれたドイツのハーブティとフルーツティも頂きながら、ドイツについていろいろなお話も聞けましたね。是非お家でも作ってくださいね。


前回のワールドキッチンの様子はコチラからご覧になれます。

2018.08.25日本語ボランティア入門講座(前期)

刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年2回、夏と冬に「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、外国人に日本語を教えた経験がない人でも無理なくボランティア活動に参加してもらえるような内容となっています。今年度夏期の入門講座は、8月25日(土)、9月8日(土)の二日間で開催されました。

○講座内容
1日目:
刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
日本語教室活動紹介
自己紹介
教室見学

2日目:
日本語の教え方
ワークショップ
質疑応答 など

参加した皆さんからは、「楽しそうな雰囲気が分かった。」「具体例を教えていただけて良かったです。」などの声が聞かれました。日本語の教え方については、まだ不安に感じている人が多いので、入門講座修了後にボランティア登録者に向けて2回フォローアップ講座を行います。新しいボランティアの皆さんは10月から教室活動に参加する予定です。

KIFAV日本語支援ボランティアに登録するには、この講座を受けていただくことが条件となります。次回入門講座は2019年2月ごろ開催予定です。