【2025.09.14】生活日本語教室(防災)を開催しました!
2025年9月14日(日)、刈谷市国際交流協会では「生活日本語教室」を開催しました。今回のテーマは「防災」。その中でも地震にフォーカスし、地震発生時の行動や備えについて、写真や動画を交えて学ぶ機会となりました。
教室の概要
- 日 時:2025年9月14日(日)10:00〜11:30
- 講 師:刈谷市役所 危機管理課 五十嵐克巳さん
- 教室コーディネーター:中野佳子さん
- 刈谷地域日本語教育コーディネーター兼教室補助:岡部真理子さん
- 参加者:学習者24名(大人20名・子ども4名)、日本語サポーター10名
- 国 籍:ベトナム、タイ、インド、中国、香港、イタリア、オーストラリア、台湾、アイルランド、アルゼンチンの10か国
多国籍な学びの場となりました
参加者の日本語レベルは初級から中級までさまざま。サポーターが各テーブルに入り、2対1または3対1の体制で対話をサポートしました。和やかな雰囲気の中、言葉の壁を越えて学びと交流が深まりました。
学びのポイント
講義はまず、地震の恐ろしさを写真や動画で視覚的に伝えるところから始まりました。その後、地震発生時に取るべき初期行動について、家の中・屋外・エレベーター内など、場面ごとの対応方法を具体的に紹介。参加者は「ダンゴムシのポーズ」を実際に練習し、身を守る姿勢を体験しました。
防災では、地震が起きたときの行動だけでなく、事前の備えも重要です。中央のテーブルには備蓄品を並べ、非常持ち出し袋については、講師が普段持ち歩いているリュックの中身を取り出しながら、実物を使って分かりやすく説明しました。
また、7月30日に発令された津波注意報にも触れ、日本以外で起きた地震でも津波の危険があることを伝え、注意喚起を行いました。
参加者はワークシートにメモを取りながら、日本語サポーターとの対話を通じて理解を深め、最後には「Can-doチェック」で学びを振り返りました。
学習者の声(一部抜粋)
- 「地震のとき、まず何をするかがわかって安心しました」
- 「非常持ち出し袋に何を入れるべきかを知りました。」
- 「地震や津波が起こった時に生き残る方法を学びました。」
- 「日本語が難しかったけど、サポーターと話して楽しく学べました」
- 「地震のない国から来たので、たくさんのことを学べました」
- 「祖国に帰ったら、学んだことを家族に伝えたいです」
サポーターの皆さんへ感謝
サポーターの皆さんには、学習者の理解を丁寧に支えていただきました。「一緒に学ぶ」姿勢が教室全体を温かく包み込み、安心して話せる場づくりに大きく貢献してくださいました。
次回の教室も、学びと交流の場として、さらに充実した内容を目指してまいります。ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました!




