【2025.09.13】KIFAボランティア研修会「チラシ作成とInstagam活用講座」

刈谷市国際交流協会では、毎年ボランティアのスキルアップを目的とした研修会を開催しています。今年のテーマは、「イベントをもっと魅力的に! チラシ作成とInstagram活用講座」です。

日頃の活動やイベントをより多くの方に知っていただき、新しい参加者を呼び込むために、魅力的に見えるチラシ作成のポイントと、それに連動したInstagramの入門的な活用方法について学びました。

◆ 日 時:2025年9月13日(土) 13:30~15:30
◆ 場 所:国際プラザ
◆ 講 師:石川 千佐子 (協会職員)

刈谷市国際交流協会親善ボランティア(KIFAV)を対象に行われたこの研修会に16人が参加しました。冒頭では、今後の展望として、KIFAがイベントや活動の情報を共有しながらKIFAVと共に盛り上げていくために、そしてイベントの企画・運営をよりスムーズに進められるようにとの考えから作成された「KIFAガイドライン」と「チェックシート」について、参加者の皆さんと一緒に確認しました。

研修会では、まず「良いチラシとは何か」という基本に立ち返り、「わかりやすい」「読みやすい」「印象に残る」という三つの視点から学びを深めました。具体的には、必要な情報がすぐに見つかる構造や情報整理、ストレスなく読める視認性・可読性、そして見た人の心を動かす美しさや感情の要素について、実例を交えながら解説がありました。続いて、フォントの種類や無料素材の活用、著作権侵害を避けるための注意点、QRコードの作成方法など、チラシ作成に役立つ豆知識も紹介され、参加者からは「勉強になった」「参考になった」との声が聞かれました。

後半では、SNS活用の目的を改めて考え、特にInstagramにおける投稿のポイントを学びました。「プロフィールは第一印象」「写真は伝えるツール」「キャプションは思い」「ハッシュタグは検索の鍵」という"投稿の4大鉄則"をもとに、フィード投稿の流れを視覚的に確認しながら、実践的な理解を深めました。

講義の後はグループワークを行い、各グループに配布されたサンプルチラシをもとに、どのように改善すればより魅力的になるかを話し合い、発表していただきました。参加者はそれぞれの視点から的確な指摘を行い、講座で得た知識をしっかりとアウトプットされていた様子が印象的でした。
また、事前課題として提出された11作品のうち9作品を用いて、公開講評を実施し、視線の流れや情報の優先順位、文字量の調整など、より伝わるデザインに向けた具体的なアドバイスがありました。講評を通じて、他の参加者の工夫を知ることで視野が広がり、自身の案を客観的に見直す貴重な機会となったようです。

アンケートには、「新しい知識を得られてよかった」「これから活用したい」「新しくチャレンジしたい」といった前向きな声が多く寄せられ、参加者の意欲と可能性を感じる研修会となりました。

今後も、こうした学びの場を通じて、地域の活動がより魅力的に発信され、多くの方々に届くことを願っています。KIFAでは、KIFAVの皆さんがそれぞれの想いや工夫を形にし、地域に広げていけるよう、今後も実践的な研修や情報共有の機会を継続していきたいと考えています。今回の講座で得た知識や視点が、皆さんの活動の中で息づき、より豊かな交流や参加につながっていくことを心から期待しています。