【2025.08.31】刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」第1期
刈谷市内に住む、日本語がほとんどわからない外国人住民を対象にした対話型の日本語教室「はなそう にほんご」を開催しました。
◆日時:2025年6月22日~2025年8月31日の毎週日曜日
(全10回)13:30~15:00 ※8/10は休み
◆場所:刈谷市国際プラザ ラウンジ
◆教室参加者:日本語パートナー 17人
学習者 17人
(出身:ベトナム 6人、フィリピン 5人、ネパール 1人、タイ 1人、インド 1人、ケニア1人、日本1人、スリランカ1人)
◆各回のトピック
第1回:オリエンテーションと自己紹介
第2回:住んでいるところ
第3回:出身地
第4回:家族
第5回:料理
第6回:食べ物
第7回:買い物
第8回:旅行
第9回:仕事
第10回:ふりかえり
※各回のトピックは愛知県が作成した学習教材「はじめての日本語教室」28トピックの中から選んでいます。)
[参考]学習教材「はじめての日本語教室」 - 愛知県 (pref.aichi.jp)
この教室の目標は、日本語がほとんどわからない初期レベルの人が、日常生活の簡単な表現を理解して話すことができるようになること、あいさつや自己紹介ができるようになって地域の人と関係がつくれるようになることです。その日のトピックについて、学習者と日本語パートナーが、対等な立場で対話を繰り返します。地域住民同士である学習者とパートナーが様々なトピックを話していきますので、自分が住んでいる地域の生活情報や知識が身についていきます。
クラスの進行役は、教室コーディネーターです。学習者とパートナーのコミュニケーションがスムーズにいくように、トピックをどう話したらいいかモデルを見せたり、ペアの組み合わせを考えたりします。また、色々なペアで話せるよう、「ペアで話す」「ペア交代」「グループで話す」「別の机に移動する」などの工夫をします。コーディネーターは毎回綿密な打ち合わせをし、教室活動がスムーズにいくようにきめ細やかに配慮をします。
また、今期は刈谷で初めて、外国人住民コーディネーターが教室に参加しました。第1回、第2回に参加してもらいましたが、長年日本に住み、母国のことも刈谷のこともよく知る外国人コーディネーターが教室に関わることで、最初は緊張していた学習者の表情が一気に明るくなったことがとても印象的でした。外国人住民コーディネーターは、学習者を情意面でサポートをする、教室において重要な存在です。
全10回の対話活動を通して、学習者の日本語力が向上するだけでなく、参加者同士が心を通わせることができるのも、この教室の大きな魅力です。第9回には、インド出身のカマラさんが「今日は参加できないけれど、国に帰る前にみんなに挨拶したくて」と教室に来てくれました。その場にいたメンバーで記念写真をパシャ!最終回となる第10回では、これまでの活動の中から特に話したいテーマを選び、自由に話す時間を設けました。初回と比べて、学習者の皆さんがずいぶん話せるようになっていて、とても嬉しく感じました。教室の後には、お菓子と飲み物を囲んで茶話会も開催し、ここでも記念写真をパシャ!
以下、学習者の皆さんからいただいた声です。
【学習者からの声】
・教室を通じて、日常生活に役立つ多くのことを学びました。
・このやり方はとても良いです。先生は段階的にすべてのことを教えてくれます。日々の活動にとても役立ちます。
・この方法は、特に職場の同僚とのコミュニケーションに役立ち、他の人とスムーズに話すためにとても効果的だと思います。質問に答えたり、質問したりする場面でも、私にとってとても役に立っています。
・すぐにサポートが受けられるので、とても良いアプローチだと思います。
・以前よりも話せるようになりました。言葉が増えると混乱してしまうので話すのが怖かったのですが、外国の方や日本の人たちと簡単な会話ができる自分に気づきました。このクラスのおかげで、もっと日本語で話せるようになりました。
・とても興味深かったです。新しい単語や新しい友達の考え方を学ぶことができました。また、何度か練習して、日本語が早く上達できたのもとても嬉しかったです。
今年度後半には第2期「はなそう にほんご」を予定しています。
◆日時:2025年12月7日~2026年2月8日の毎週日曜日
(全8回)13:30~15:00 ※12/28.1/4は休み
第2期もたくさんの方が参加してくれますように!




