2023.02.12KIFAV文化交流グループ ひなまつり

愛教大留学生を招待し、日本の雛祭りを紹介しました。 

○日 時:2023年2月12日(日)10:50~12:50
○場 所:国際プラザ
○参加者:23人
     ボランティア  11 人
     参加者     12 人 (バングラディシュ、中国、ブラジル、台湾、キルギス、タイ、インドネシア)
               
はじめに雛段飾りの説明を聞いたあと、ボランティアとゲストのペアで担当になり、一段ずつ雛人形と付属品を飾り付けていきました。その後、折り紙グループと花餅作りグループに分かれ、折り紙グループは和紙で折った男雛と女雛を小さな色紙に貼って、親王飾り風に仕上げました。花餅グループはボランティアが用意した紅白のお餅を柳の枝に飾り付け、帰りは花束の様にセロファンで包んで持ち帰ってもらいました。

【ボランティアの感想】
久しぶりの国際プラザでのイベントで、留学生の皆さんが刈谷市公共施設連絡バス(かりまる)で刈谷市役所に着くのをドキドキしながら待っていました。何度も私達のイベントに参加してくれる留学生の笑顔に会って思わず笑みがこぼれました。ひなまつりのメインイベントの雛段飾りでは一緒に飾り付けるボランティアと留学生の笑顔がいっぱいで嬉しかったです。折り紙では留学生がすぐに理解して素敵な作品に仕上がり感心しました。実行委員はこのイベントに先立ち、雛段飾りや雛祭りの食べ物などを詳しく学ぶ良い機会になりました。これを生かして、いつかまた雛祭りのイベントができたらと思いました。

2023.02.05刈谷初期日本語教室 はなそう にほんご 

刈谷市内に住む、日本語がほとんどわからない外国人住民を対象にした対話型の日本語教室を開催しました。

◆日時:2022年11月20日~2023年2月5日の毎週日曜日
     (全10回)13:30~15:00
    ※毎回クラス終了後にパートナーふりかえりあり
◆場所:刈谷市国際プラザ 201会議室
◆教室参加者:教室コーディネーター 2人
      (毎回1人が進行役)
       日本語パートナー  13人
       学習者        9人
      (出身:フィリピン2、ベトナム4、ブラジル3)

◆各回のトピック
 第1回:オリエンテーションと自己紹介
 第2回:家族
 第3回:住んでいるところ
 第4回:食べ物
 第5回:ふりかえりとスピーチ 後半のトピック選び
 第6回:行きたいところ、したいこと
 第7回:おすすめの店
 第8回:ごみの分別(刈谷市ごみ減量推進課との協働)
 第9回:スピーチの準備
 第10回:成果発表会

 この「はなそう にほんご」は、日本語がほとんどわからない初期レベルの人が、日常生活の簡単な表現を理解して話すことができるようになること、あいさつや自己紹介ができるようになって地域の人と関係がつくれるようになることを目標にしています。また、身近な話題について話すことで、自分が住んでいる地域の生活情報や知識を身につけてもらうことも目的にしています。(各回のトピックは愛知県が作成した学習教材「はじめての日本語教室」28トピックの中から選んでいます。5回目には全員で後半に話したいトピックを決めました。)

参考:学習教材「はじめての日本語教室」 - 愛知県 (pref.aichi.jp)

 毎回のクラスは教室コーディネーターが進行し、日本語パートナーと学習者はペアになって、その日のトピックについて自分のことを話しました。今回は2年ぶりの対面クラスなので、時々「交流タイム」も取り入れました。交流タイムでは教室内を自由に動き、どんどん相手を替えて話をします。パートナーと学習者という組み合わせだけではなく、パートナー同士、学習者同士でも話をしました。そうすることでクラス全体のコミュニケーションを図ることができました。

また、今回の「はなそう にほんご」では、市役所ごみ減量推進課の協力を得て、ごみ分別について勉強しました(8回目)。刈谷市のごみの出し方・分け方について市職員が実物(ごみサンプルやごみ袋)を見せながら、やさしい日本語で説明しました。学習者が住んでいる地域では何曜日にごみを出すのか、地域ごとのクリーンカレンダーを見ながら、パートナーと一緒に確認しました。講義の後には「ごみ分けクイズ」も行い、楽しみながら分別について学ぶことができました。

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最終日には、それまで話した中から好きなトピック1~3つを選んでポスターを作り、それを見せながらスピーチをしました。途中、事情により参加できなくなってしまった人もいましたが、4名の学習者が、みんなの前でしっかりと自分のことを話すことができました。

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教室に参加した、日本語パートナーからは(アンケート実施。原文のまま)
実践的な内容をマンツーマンで学習できるのはいいと思いました。
だんだん親しくなって、お互いの様子も分かり、リラックスして話しやすくなる。学習者さんのレベルも分かって、言葉を選びやすくなる。会話なのでパ−トナ−をしていても楽しかったです。
・(学習者は)忙しい中でもよく学習している。出席率がもっと上がるといいと思う。

学習者からは(母語でアンケートを実施、翻訳)
・このクラスで、自分が来た国や家族、住んでいるところ、仕事を紹介することで、自分のコミュニケーションスキルが向上した。
・日本人と話せるし、分かる言葉が少なくてもみんなに応援してもらって、うれしくて、クラスに行ってよかったです。自分がまだ日本語が下手なので、もっと頑張りたいです。

などの声がありました。



2023.01.21MEET THE WORLD in アンフォーレに参加しました!

KATCHネットワークが主催する"地域の多文化共生"をテーマにしたイベント、MEET THE WORLD in アンフォーレに参加しました。

日時:2023年1月21日(土)10時~
場所:安城市市街地中心拠点施設 アンフォーレ(安城市御幸本町504番地1
①ブース出展:エントランス(見学・購入エリア)10時~15時
②世界をのぞこう!グアテマラ編:多目的室②(学び・交流エリア)10時30分~12時
③バンブーダンスショー:ホール(鑑賞エリア)11時15分~11時45分

世界をのぞこう!では前回に引き続き、刈谷市在住でグアテマラの子どもたちの教育活動をしている近藤咲さんを講師にお招きしました。
近藤さんは現在教員として働きながらNPO法人を立ち上げ、グアテマラの子どもたちの英語学習プログラムや、日本で彼らを支援したい人とつなぐ活動を行っています。
今回の世界をのぞこう!では、2020年にも参加してくれたリセちゃんが登場。前よりももっと上達した日本語で、会場のみなさんと交流しました。
今回はリセちゃんと同年代の高校生も参加していたので、グアテマラと日本の学校についてお互いに質問しました。
また、近藤さんが現在奨学金事業で支援している子どもたちと英語での交流を行い、現地の子どもたちが細かい刺繍がされた民族衣装を紹介してくれたり、大好きなギターの演奏を披露してくれたりしました。途中、KATCHの番組の取材も入り、番組MCの方がグアテマラの子どもたちに「自分の国の素晴らしいところはなに?」と質問する場面もありました。
このオンライン交流は好評で、延べ40人以上の参加がありました。

ブースでは刈谷市内のフィリピン人コミュニティ・SBKがフィリピンの遊びなどを来場者に紹介しました。
またフィリピンの絵本の読み聞かせも行い、子どもたちにタガログ語の響きを楽しんでもらいました。

ステージではバンブーダンスショーを行いました。バンブーダンスは、長い竹を用いて行うフィリピンの伝統ダンスです。音楽に合わせて竹を平行に動かし、ダンサーは足を挟まれないようにステップを踏みます。SBKメンバーのダンスで大いに盛り上がった後は、観客の皆さんにもダンス体験をしてもらいました。赤ちゃんから大人までたくさんの方がステージに上がり、フィリピン伝統の踊りを楽しみました。

今回のイベントのテーマは「身近な地域での多文化共生」。KIFAも国やルーツに関係なく誰もが住みよい地域づくりに貢献するため、これからも様々な事業に取り組んでいきます。

2023.01.14KIFAボランティア研修会「私にもできる 多文化共生」

刈谷市国際交流協会では、毎年ボランティアのスキルアップを目的とした研修会を開催しています。今年のテーマは「身近なところから始める多文化共生」です。地域の外国人と日本人が互いに尊重し合いながら共生していくために私たちにできることについて考えました。

日時:2023年1月14日(土) 13:30~15:30
場所:国際プラザ
講師:新美 純子さん(公益社団法人トレイディングケア 代表理事、高浜市多文化共生コミュニティセンター センター長)

新美さんが活動している高浜市は外国人住民の比率が人口の8%を超え、外国人がいるのが当たり前のまちです。そんな高浜市で新美さんは地域の外国人と日本人がバディ(相棒・仲間)として交流するサポート事業等を実施し、地域の多文化共生の推進に貢献しています。

もし自分が言葉があまりわからない国に行ったとき、どんなふうに現地の人に接してほしいですか?
笑顔で声を掛けてもらったり、ちょっとした日本語で挨拶などしてもらえると嬉しくなるのではないでしょうか。
しかし日本人同士でも関わりが希薄になりつつある現代、日本で暮らす外国人はそのような対応をあまりしてもらえていません。「日本人には自分たちが見えていない、困っていても見て見ぬふりをされてしまう」と感じることが多いそうです。
でも日本人側が少し意識をすれば見える景色は変わってきます。
新美さんが行っている「バディ」は簡単に言うと「相手の立場になって自分のできることをする」ことです。そしてそれにまず必要なのは「相手を意識する」「興味を持つ」「あいさつをする」ことです。意外と簡単なところから始められそうですね。
次にできるのは相手の名前を覚えること。外国人に限らず、日本人同士でも名前を憶えてもらうと嬉しいですよね。
今回は、研修会に参加した全員の名前を覚えるために、新美さんがよく行っているゲームをしました。
まずは最初の人が「私は〇〇です」と言い、次の人は「私は◆◆です、私の隣の〇〇さんです」、さらに次の人が「私は△△です、私の隣の◆◆さんです、その隣の〇〇さんです」......とみんなの名前をつないでいきます。進むにつれて難しくなっていきますが、全員の名前を覚えることが出来ました。
次のワークでは「他己紹介」をしました。同じグループの人と話をして、その人をみんなに紹介します。
始めは静かに他己紹介を聞いていた皆さんでしたが、旅行が好きだと紹介があると「どこに行きたいですか?」と質問したり、もうすぐピアノの演奏会がある人には応援の言葉を掛けたりと、相手を知ろう、関わろうという気持ちが表れている有意義な時間でした。
こんなふうに相手の名前を覚え、相手のことを知ろうという姿勢が、多文化共生の大切な基盤です。

新美さんがバディシステムを始めた当初、日本人のバディさんがあれもしてあげたい、これを食べさせてあげたいと相手と深く関わろうとしすぎてしまった結果、外国人バディさんが疲れてしまう、ということがありました。そして外国人側が断ると「こんなにいろいろやってあげているのに!」と気分を害してしまう人がいたそうです。
「強制」は「共生」ではありません。頑張りすぎて自分や日本のルールを押し付けるのではなく、ゆるく、自分の好きな方法で長くつながっていることが大切だと新美さんは言います。
実際に現在の高浜市のバディさんは、例えば自分の通う卓球クラブに外国人住民と一緒に行くなど、特別なことではなく普段の日常の活動に外国人住民を誘うことで負担のないつながり方をしているそうです。

終了後のアンケートでは「日本人⇔外国人の双方向でお互いのこと・国を知り合うのが楽しいですね」「参加している方々がみなイキイキと話してくれる雰囲気がとてもいいと思いました」などの感想をいただきました。
今回の研修会を通して、みなさんが街で見かける外国人住民のことを気にかけてみたり、ちょっと話しかけてみようかなと思ったりするきっかけになればうれしいです。

2022.12.11防災講座 ~ 地震のときどうしますか? ~

市内や近隣地域に在住する外国人住民の方を対象に地震に関する防災講座を開催しました。

☆日 時  202212月11()11:3012:00
☆場 所  国際プラザ
☆講 師  五十嵐克巳さん(刈谷市危機管理課 防災支援員) 
☆出席者  28人【フィリピン人、ブラジル人、ベトナム人、ネパール人、中国人、インドネシア人 ほか】

今年の防災講座のテーマは「地震」。阪神淡路大震災で自衛隊員として救援活動に従事された経験もある、刈谷市危機管理課防災支援員の五十嵐克巳さんを講師にお招きしました。

日本の地震とはどういうものなのでしょうか。刈谷でも震度7級の大きな地震が起きる可能性があります。大きな地震があったら何が起きるのでしょうか。講座の前半は、大きな地震が起きた時に起こりうる危険と、身の守り方を考えました。家にいるとき上から物が落ちてきたら? エレベーターの中にいたら? 外にいるときブロック塀が近くにあったら? 実際の地震の映像を交えながら地震の揺れの恐ろしさを視覚的に体験し、その時どう行動したらいいのかをお話ししてもらいました。

映像で地震の恐ろしさを見た後は、地震発生を知らせる音がどんなものかを聞きました。強い地震が起きる前、日本では緊急地震速報が流れます。テレビからはどんな速報音がするのか、スマートフォンから流れるのはどんな音なのかを理解し、実際に地震が起こったと仮定して、全員で頭を守る姿勢をとりました。

講座の後半では、逃げるときに持っていく非常用持ち出しリストを全員で確認しました。在留カードや食料品など、非常時には何を持ち出せばいいのか、何日も買い物ができないときのために、どんな食料品を備蓄しておけばいいのか、資料も配布しその必要性を認識してもらいました。

刈谷市のホームページには、多言語の「地震ハザードマップ」があります。自分が住んでいるところ、行動する地域の危険度がどれほどのものかを知っておくことはとても大切です。参加した方々がそれぞれ理解できる言語のチラシをお渡しし、ハザードマップの色を見ながら自分に関連した地域の危険度を把握しました。同時に、防災に関する情報を受け取ることができるように、刈谷市のメール配信サービスへの登録も促しました。

参加された方の感想の一部をご紹介します。
・フィリピンでも地震訓練を受けたことがあり、頭を守ることは同じだった。
・(自国の言語で)緊急メールを登録しようと思う。         
・ブラジルでは地震がない。自分は阪神大震災の時に滋賀県にいたので地震は経験したが、家族は大きい地震に遭ったことがない。もし起きたら、今日教えてもらった頭を守ることをやってみようと思う。
・5年間日本にいますが、防災の知識が少なかったので勉強になった。自分で防災用品を備えておこうと思った。  
・非常持ち出し袋は玄関に用意しているが、長期保存の食料も用意しようと思った。どこで入手できるか分かってよかった。車を運転中に地震が起きたらどうしたらいいかなど、もっと知りたいことがたくさんある。
・子供に教えられる

地震の発生を防ぐことはできません。しかし、万一の場合を想定してしっかり備えておくことができれば、被害を軽減することができます。今回の講座を通じて、外国人住民の方々の防災意識が高まることになればうれしいです。

 

2022.11.27KIFAV国際イベントグループ 写真教室

外国人住民の方向けの写真教室を開催しました。

○日 時:2022年11月27日(日)12:50~16:00
○場 所:フローラルガーデンよさみ
○参加者:8人

講師の方を招き、一眼レフカメラ、デジカメ、スマートフォンで、素敵な写真を撮る練習をしました。また、公園内にある昭和時代の電波塔の見学も行いました。

2022.11.13KIFAV文化交流グループ 柿狩り

愛知教育大学留学生と柿狩りを実施しました。

○日 時:2022年11月13日(日)10:00~12:00
○場 所:刈谷市井ヶ谷町 加藤農園
○参加者:25人

(留学生9人‥中国、バングラディシュなど、大学関係者5人、ボランティア11人)

まず最初に2グループに分かれた後、時間を区切り交流タイムと柿狩りを行いました。柿狩りではたくさんの柿を収穫し、交流タイムではゲームと柿に関連したクイズを行って楽しみました。最後に参加していただいた留学生にゲームの賞品と柿を渡すことができ、親睦を深めました。

【ボランティアの感想】
11月の秋晴れの空のもと、"柿狩り"が開催されました。1本の樹にたくさんの立派な柿が実っており、留学生と一緒に楽しく柿狩り体験をすることができました。留学生と交流する時間ではゲームやクイズを実施し、みんなで盛り上がることができました。

実行委員として当日までの準備など初めて経験することが多く大変でしたが、参加者の方々から楽しかったと言ってもらえて、やってよかったと実感することができました。また、この交流会以前より参加していただいた留学生と話をする機会があり、人との繋がりも感じることができました。今後とも交流会を通じて人と人との輪を広げていきたいと思います。

 

※本件については、愛知教育大学のホームページにも記事が載っています。是非ご覧ください。
https://www.aichi-edu.ac.jp/pickup/2022/11/22_011139.html

2022.11.12ミササガ市とのオンライン交流会

ミササガ市友好協会のみなさんとオンライン交流会を開催しました!

日時:2022年11月12日(土)10:00~11:30(日本時間)
   2022年11月11日(金)20:00~21:30(カナダ時間)

プログラム
★MFA、KIFA両会長からの開会の挨拶
★アイスブレイク
★What's new?(近況報告コーナー)
★MFA会長からの閉会の挨拶

コロナ禍になってから交流がなかなかできませんでしたが、今回初めてオンラインでミササガ市と刈谷市の交流会を企画しました。
刈谷からは今まで市民派遣事業に参加したり、ホストとしてミササガ市民団を受け入れたりしたことがある17人、ミササガからはMFAのメンバーの15人が参加してくださいました。
アイスブレイクではMFAから5問、KIFAから5問、カナダや刈谷にまつわるクイズや質問をしました。
近況報告では、1人1分程度で姉妹都市へのメッセージや最近の出来事などについてお話ししてもらいました。懐かしい友人の顔を見て話すことができて皆さんとても楽しそうでした。
最後のMFAグプタ会長からの挨拶では「次刈谷に行くときには桜を見たい!」とのリクエストがあり、次のミササガ市民団派遣を楽しみにしていることがわかりました。
またこのようなオンライン交流会を企画したいのはもちろんですが、来年こそは実際の交流ができるようになっているといいですね!

2022.10.30 KIFAV文化交流グループ 歴史探訪

外国人住民との異文化交流として、「歴史探訪」を行いました。

はじめに、刈谷市歴史博物館を訪れ、学芸員による歴史ひろば、お祭りひろばの説明をしていただきました。
その後、亀城公園散策にて、ふるさとガイドボランティアによる説明を聞き、十朋亭にてクイズなどの交流を行いました。

○日 時:2022年10月30日(日)
○場 所:刈谷市歴史博物館、亀城公園、十朋亭での交流
○参加者: 21人〈ゲスト8名、ふるさとガイドボランティア2名、KIFAボランティア11名〉

【ボランティアの感想】

今年の夏から、ボランティア活動が再開し、私にとっては初めての交流活動となりました。生まれも育ちもずっと刈谷で、刈谷の様々な歴史や文化を知っていると思っていましたが、実際に刈谷市歴史博物館へ足を運んでみると知らないことだらけでたくさんの発見と学びをすることができました。刈谷市歴史博物館の学芸員さんが話してくださった刈谷城の特徴やその当時の地形、歴史が非常にわかりやすく、またゲストの方々も実際にジオラマや展示物を熱心に観覧していてとても良い時間を過ごすことができました。

歴史博物館を見学後、ボランティアガイドの方からご説明をしていただきながら刈谷城の城跡でもある亀城公園を散策しました。そこでは先ほどの博物館での見学よりも詳しく歴史を学ばせていただき、刈谷という都市が今に続く大事な歴史を持っているということを実感することができました。また今回の活動を通して、私自身は、拙いながらもゲストの方に英語で翻訳をしながら一緒に学ぶことができ、その中でゲストの方自身の国の歴史を教えていただくこともできた本当に良い経験になりました。改めて、このような活動が行えたことに感謝したいと思います。今後の活動も楽しみです。

2022.10.30刈谷初期日本語教室 日本語パートナー研修

刈谷市国際交流協会では2020年度より、日本語がほとんど話せない市内の外国人住民の皆さんを対象とした、刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」を実施しています。この教室の目的は、学習者があいさつや自己紹介などの簡単な日本語表現が話せるようになって、自分が住む地域の中でコミュニケーションをとれるようになることです。
「はなそう にほんご」の中で、学習者と交流しながら日本語習得の支援をする日本語パートナーの活動に興味がある方を対象に、以下の日程で研修を行いました。

日 時:2022年10月9日~30日の毎週日曜日(全4回)13:30~16:30
場 所:刈谷市国際プラザ

【各回の内容】
1日目(10/  9)
『愛知県における地域日本語教育の支援体制について』
〈講師:あいち地域日本語教育推進センター 総括コーディネーター 千葉月香氏〉
2日目(10/16)
『対話型教室の意義 ~対話と協働による活動~』
〈講師:東海日本語ネットワーク副代表 米勢治子氏〉
3日目(10/23) 
『刈谷市の外国人住民状況 ~外国人住民の声を聴く~』
〈講師:フィリピン人コミュニティSBK代表 川口ビバリ氏〉
『刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」の概要』
〈講師:刈谷初期日本語教育コーディネーター 岡部真理子氏〉
4日目(10/30)
『「はなそう にほんご」模擬教室体験と異言語体験』
〈講師:教室コーディネーター 岡部真理子氏, 山本剛氏〉

【受講者の感想】
・日本語を教えるという漠然としたイメージのままこの研修に申し込み、毎回今までの自分の認識との違いにびっくりの連続でした。対等な立場で生活できるようにお話をしていくというイメージで日本語パートナーが存在するとわかりました。
・日本語教育とは何かをもう一度考えるきっかけになりました。
・あらためて国際交流と多文化共生の違いについて深く考える機会を得た。
・刈谷市という外国人が多い地域にせっかく住んでいるので、何かしらサポートできたらと思っています。 
ほか

全4回のパートナー研修終了後、多くの受講者がパートナーとして登録し、11月20日から「はなそうにほんご」教室で活動を開始しています。