【2020.01.26】KIFAボランティア研修会「多文化社会のコミュニケーション」

刈谷市国際交流協会では、ボランティアのスキルアップを目的とした研修会を毎年開催しています。今年度のKIFAボランティア研修会は、これからの地域社会の中で多様な人たちと共に生きていくため、よりよいコミュニケーションについて考えることをテーマに、「多文化社会のコミュニケーション」と題して開催しました。当日は、協会親善ボランティア、一般市民の皆さんが多数参加しました。また、日本語教室学習者や地域で働く外国人の皆さんにも参加していただき、日本人参加者とともにグループワークをおこないました。

日 時:1月26日(日)13:30~15:30
場 所:刈谷市国際プラザ
講 師:牧野 佳奈子さん
   (一般社団法人DiVE. tv 代表)

まず最初に地域の外国人の状況について、講師の牧野さんからお話ししてもらいました。ひとことに「外国人」といっても、永住者、技能実習生、留学生、日系人、日本人の配偶者など、さまざまな立場の人たちがいます。そして、刈谷市にはフィリピン、中国、ベトナム、ブラジルなどをはじめとした約60か国、5,200人以上の外国人が住んでいます。異なる文化や異なる考え方の人と接するときに大切なこと、それは相手をリスペクトして、相手の言うことをじっくり聞く忍耐力が必要だということでした。先入観や偏見無く相手に心を開くこと、キャッチボールをするときのように、相手の受けやすいボールを投げることが多文化コミュニケーションのコツだというお話しがありました。

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続いて、ペアになった相手のことをグループ内のメンバーに紹介する「他己紹介」をした後は、「国際交流フェスティバルのブース出展企画」をテーマにグループワークを行いました。外国人メンバーを中心に、出身国の魅力をどのようにPRするか、活発な意見を出し合いました。食べ物、踊り、民族衣装、世界遺産など、「日本のみんなに伝えたいお国自慢」を、写真を見せたりスマホで検索したり、いろんな方法で伝えてくれました。各国の魅力を詰め込んだブースのアイディアがまとまったところで、各チームから発表してもらいました。6つのグループからは「多言語体験ブース」「刈谷産野菜を使ったエスニック料理」「食べ比べ踊り比べ」など、実現させたくなるようなユニークなアイディアがどんどん飛び出し、会場はにぎやかに盛り上がりました。

参加した人からは、
・初めて会った人と、同じ目的について話し合ってまとめることができてよかった。
・外国の人と企画を立てるとき、言葉の能力差や人数の割合で、外国人がうまく意見を言えないことがあるということが実体験としてわかった。
・外国人参加者が心を開いて話してくれて、とても楽しい時間だった。
などの感想がありました。この研修会での気づきや体験したことが、今後のボランティア活動や毎日の生活の中で活かされ、だれもが暮らしやすい刈谷市になっていくといいですね!

[講師プロフィール] 牧野 佳奈子 

一般社団法人DiVE.tv代表
テレビ報道記者を3年間務めた後、世界一周の取材旅を経て2010年に独立。フリーランスのライター兼カメラマン兼ビデオ制作者として活動し始める。2015年にインターネット動画サイト「多文化市民メディアDiVE.tv」を立ち上げ、愛知県内に住む外国ルーツの人たちの文化や生活を発信。2018年に一般社団法人となり、様々な外国人当事者や支援者とともに、持続可能な活動モデルの構築に向けて奔走している。

DiVE.tvホームページ  https://dive-tv.nagoya/