2020.02.16日本語ボランティア入門講座

刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年2回、夏と冬に「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、外国人に日本語を教えた経験がない人でも無理なくボランティア活動に参加してもらえるような内容となっています。今年度後期の入門講座は、2月16日(日)、23日(日)の二日間で開催されました。

○講座内容
1日目:
刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
日本語教室活動紹介
教室見学

2日目:
教材の説明
ワークショップ
質疑応答 など

 参加した皆さんからは、「実際の授業が見られて良かった。」「多くの人が学んでいることに驚いた。」「ボランティアだけれど組織がしっかりしているんだなという印象。」などの声が聞かれました。日本語の教え方については、まだ不安に感じている人が多いので、今後ボランティア登録者に向けてフォローアップ講座を行う予定ですが、現在新型コロナウィルス感染拡大予防対策中につき、日本語教室はお休みしています。
活動開始日は未定ですが、教室が再開したらフォローアップ講座を実施する予定しています。

KIFAV日本語支援ボランティアに登録するには、この講座を受けていただくことが条件となります。次回入門講座は2020年8月ごろ開催予定です。

2020.02.01外国語で絵本の読み聞かせ【英語の絵本】


外国語で絵本の読み聞かせ ~英語で聞いてみよう~

ウクライナ民話の「てぶくろ」を、英語と日本語で読みました。英語はインド出身でアメリカの会社に勤務し、日本に駐在中のジャナニィさんが担当してくれました。

今回は、絵本がたくさんある社会教育センター「めばえ図書室」とのコラボレーションで、絵本の後は日本語で紙芝居・ストーリーテリング・ブックトークもありました。(「めばえ図書室」では、外国語の本も少しずつ導入中です。)

日本語を勉強中の大人の外国人のみなさんも、子どもむけのやさしい絵本を読んでみるのもおすすめです。
時間のあるときに「めばえ図書室」をのぞいてみてはいかがでしょうか?

☆日 時:2020年2月1日(土)10:00~10:20
     (そのあと、紙芝居・ストーリーテリング・ブックトークなど11:00まで)
☆場 所:めばえ図書室(市民交流センター3階・国際プラザのひとつ上の階)
☆対 象:3歳以上小学生向け(保護者の方も、大人の方も)
☆参加費:無料

2020.01.26KIFAボランティア研修会「多文化社会のコミュニケーション」

刈谷市国際交流協会では、ボランティアのスキルアップを目的とした研修会を毎年開催しています。今年度のKIFAボランティア研修会は、これからの地域社会の中で多様な人たちと共に生きていくため、よりよいコミュニケーションについて考えることをテーマに、「多文化社会のコミュニケーション」と題して開催しました。当日は、協会親善ボランティア、一般市民の皆さんが多数参加しました。また、日本語教室学習者や地域で働く外国人の皆さんにも参加していただき、日本人参加者とともにグループワークをおこないました。

日 時:1月26日(日)13:30~15:30
場 所:刈谷市国際プラザ
講 師:牧野 佳奈子さん
   (一般社団法人DiVE. tv 代表)

まず最初に地域の外国人の状況について、講師の牧野さんからお話ししてもらいました。ひとことに「外国人」といっても、永住者、技能実習生、留学生、日系人、日本人の配偶者など、さまざまな立場の人たちがいます。そして、刈谷市にはフィリピン、中国、ベトナム、ブラジルなどをはじめとした約60か国、5,200人以上の外国人が住んでいます。異なる文化や異なる考え方の人と接するときに大切なこと、それは相手をリスペクトして、相手の言うことをじっくり聞く忍耐力が必要だということでした。先入観や偏見無く相手に心を開くこと、キャッチボールをするときのように、相手の受けやすいボールを投げることが多文化コミュニケーションのコツだというお話しがありました。

2019ボラ研修会 (3).jpgのサムネイル画像 2019ボラ研修会 (4).jpgのサムネイル画像

2019ボラ研修会 (7).jpgのサムネイル画像 2019ボラ研修会14.jpgのサムネイル画像

続いて、ペアになった相手のことをグループ内のメンバーに紹介する「他己紹介」をした後は、「国際交流フェスティバルのブース出展企画」をテーマにグループワークを行いました。外国人メンバーを中心に、出身国の魅力をどのようにPRするか、活発な意見を出し合いました。食べ物、踊り、民族衣装、世界遺産など、「日本のみんなに伝えたいお国自慢」を、写真を見せたりスマホで検索したり、いろんな方法で伝えてくれました。各国の魅力を詰め込んだブースのアイディアがまとまったところで、各チームから発表してもらいました。6つのグループからは「多言語体験ブース」「刈谷産野菜を使ったエスニック料理」「食べ比べ踊り比べ」など、実現させたくなるようなユニークなアイディアがどんどん飛び出し、会場はにぎやかに盛り上がりました。

参加した人からは、
・初めて会った人と、同じ目的について話し合ってまとめることができてよかった。
・外国の人と企画を立てるとき、言葉の能力差や人数の割合で、外国人がうまく意見を言えないことがあるということが実体験としてわかった。
・外国人参加者が心を開いて話してくれて、とても楽しい時間だった。
などの感想がありました。この研修会での気づきや体験したことが、今後のボランティア活動や毎日の生活の中で活かされ、だれもが暮らしやすい刈谷市になっていくといいですね!

[講師プロフィール] 牧野 佳奈子 

一般社団法人DiVE.tv代表
テレビ報道記者を3年間務めた後、世界一周の取材旅を経て2010年に独立。フリーランスのライター兼カメラマン兼ビデオ制作者として活動し始める。2015年にインターネット動画サイト「多文化市民メディアDiVE.tv」を立ち上げ、愛知県内に住む外国ルーツの人たちの文化や生活を発信。2018年に一般社団法人となり、様々な外国人当事者や支援者とともに、持続可能な活動モデルの構築に向けて奔走している。

DiVE.tvホームページ  https://dive-tv.nagoya/

昨年度のボランティア研修会の様子はこちらからご覧ください。

2019.12.15国際交流フェスタin Kariya 2019

毎年恒例の国際交流フェスタ
今回のテーマは「10 Years Anniversary」

○日 時:12月15日(日)
     13:00~16:30
○場 所:刈谷市総合文化センター 小ホール

入口では手作りのWelcomeボード、会場ではそれぞれの国のウェルカムドリンクとスナックで来場者をお迎えしました。
今年の参加国(韓国/台湾・中国・ベトナム・タイ・インドネシア・フィリピン・アルゼンチン/ブラジル)の中心メンバーが入場し、自己紹介をしました。

まず国際イベントグループメンバーのリードによる「フォークダンス」をにぎやかに踊ったあとは、インドヨガ講師による、手軽にできるヨガワークショップを行いました。各ブースでも昔から国に伝わる工芸品や民族衣装などの文化紹介で、来場者と一緒に楽しみました。

各チームのパフォーマンスタイム♪ 
今年披露してくれたのは「インドネシア」「中国」「ベトナム」「タイ」「フィリピン」「バリダンス」
皆さんの素晴らしいチームワークにみんな釘付けでした!

フェスタ5.JPG フェスタ6.JPG

そして日本文化の和太鼓パフォーマンスも力強くかっこよかったです。
「刈谷やぐら太鼓」さん今年もありがとうございました!

フェスタ7.JPG

最後は大人気のファッションショー☆
衣装も華やかで可愛く、みんな見惚れていましたね~♪

フェスタ8.JPG フェスタ9.JPG

今回も多くの人たちのご協力で、国際交流フェスタをにぎやかに行うことができました。国際交流フェスタは、刈谷市国際交流協会親善ボランティア(通称KIFAV)国際イベントグループを中心として、他KIFAVメンバー、一般ボランティア、学生ボランティア、近隣に住む外国人の皆さんが一緒になり企画運営し、作り上げています。
今年はスタッフ含め、約300名以上の方が参加しました。
次回のフェスタには、あなたもボランティアとして交流してみませんか?
素敵な出会いや、新しい世界がきっと広がると思います。

フェスタ10.JPG

昨年の国際交流フェスタのようすはこちらからご覧ください。

2019.12.08外国人住民のための無料健康相談会

市内や近隣地域に在住する外国人の方を対象に無料健康相談会を開催しました。

☆日時 201912月8()13:3016:30
☆場所 国際プラザ
☆共催 外国人医療センター(MICA) 
☆協力 刈谷医師会、刈谷市歯科医師会

無料健康相談前には日本語教室が開催されていて、健康相談参加希望の学習者を対象に、おにぎりと味噌汁を作って皆で食べました。お腹がいっぱいになった後は、病気になった時のお金のことや結核について専門家からお話を聞きました。

まずは、高額医療費制度について。病気で入院したら...手術をしたら...いくらかかるのかな?病気になってもお金のことが気になり、なかなか病院へ行くのは...と思っている外国の人たちが多く、手続きさえきちんとすれば、お金が戻ってくることやそのためにどのような書類が必要かなどを伝えました。医療費や入院期間については、少し難しかったかもしれませんが、知っておくことは大切!
次は結核についてです。外国人にとっては、初めて聞く人もいるような馴染みがない病気のようで、保健所の担当者は風邪かな?咳が止まらないな?と思ったら早めに病院へ行くよう、
呼びかけていました。 

健康相談会は、看護師による問診、身体測定、歯科検診、内科検診、胸部レントゲンなどが行われました。自身の症状を日本語では詳細に伝えられない相談者のために、通訳ボランティア(フィリピノ語1人、ベトナム語3人、インドネシア語1人、ポルトガル語1人、スペイン語1人)にも協力いただきました。

職場で受けた健康相談の結果票を持参し詳しい説明を聞きに来た人、家族で来た人、長年日本で住んでいても病院に行かない人など様々。相談者は康上の悩みなどを熱心に相談し、自分の健康状態を知ることができました。生活環境や言葉の壁などで普段なかなか健康診断を受けられない方はたくさんいると思うので、こういった活動をもっと知らせていければと思います。

今年の相談者は43名となりました。
フィリピン19ベトナム12人ブラジル5人、中国4人、ミャンマー1人、インドネシア1人、タイ1人

★当日の様子は、外国人医療センター(MICA)活動ブログにも掲載しています。ぜひご覧下さい♪

■昨年の様子はこちらをご覧下さい。

2019.11.10カナダ・ストリートホッケー体験交流会

東海地区に在住のカナダの皆さんに、カナダのスポーツ「ストリートホッケー」の楽しみ方を紹介していただく、「ストリートホッケー体験交流会」を開催しました。

○日 時: 11月10日(日)10:00~15:30
○場 所: ミササガパーク(自由広場内特設会場)
○共 催: 東海日本カナダ協会(TJCS)HPはこちら

≪ストリートホッケーとは?≫------------
カナダの郊外や小さな町で昔から親しまれているスポーツ。アイスホッケーに似ていますが、アイスリンクではなく、公園や空き地などの広場で楽しみます。木製のスティックとゴムボールを使い、カナダでは子供から大人まで幅広く親しまれていて、初心者でも気軽にできるスポーツです。
-------------------------
まずは、初心者の人でも楽しめるように、スティックの持ち方やボールの打ち方、パス、ジグザグドリブル、シュート練習など、基本的なプレー方法を東海日本カナダ協会(TJCS)のメンバーに日本語と英語で教えてもらいました。初めてホッケーを体験する人が多く、スティックの使い方やボールさばきに戸惑っている人もいましたが、カナダの人たちが丁寧に教えてくれました。

練習が終わると、次は試合!カナダ人と日本人を交えたA~Dの日加チームをつくり、リーグ戦を行ないました。今年の大人チームはABとCDの混合チーム。ボールを追いかける姿は真剣、白熱した試合が繰り広げられました。ゴールが入ったときの喜びや、いいプレーをした時のリアクションはカナダ風!チームみんなで大盛り上がり♪

子どもの参加者は、昨年度同様とても多かったのが印象的です!チームを4グループ作って、リーグ戦。年齢も身長もばらばらな子どもたちが一生懸命ボールを追いかける姿は、とても微笑ましくシュートを決める姿に、大人たちは笑顔で声援をおくっていました。

お昼は毎年恒例で大人気のカナダ風ホットドッグ♪
できたての美味しいホットドッグを食べながらの休憩タイムは、み~んな笑顔で話も弾みます♪

午後も白熱した試合は続き、優勝決定戦。10分間の一本勝負!迫力満点なプレーは見ているだけでドキドキハラハラでした。

今年の参加者は約90人、当日は11月とは思えないほど暖かいホッケー日和!みんな汗だくになりながら、英語・日本語が交じり合った言葉でコミュニケーション、真剣なプレー、美味しいホットドック、笑顔溢れるスポーツ日和な1日となりました!

■昨年の様子はこちらからご覧になれます。

2019.08.28外国絵本の読み聞かせ ~中国語~

外国絵本の読み聞かせ ~中国語~

中国人ママのハイさんが中国の絵本を2冊読んでくれました。
まずは中国から持ってきていた「イスの上に立つ」。普段から子どもに、中国語と日本語で読み聞かせているそうです。
日本語はめばえ図書室の神谷先生が読んでくれました。
絵本のあとは中国でも親しまれている
「ハンカチ落とし」をしてみんなで遊びました。
懐かしいと思う母と、初めてのゲームに戸惑う子どもたち。徐々に慣れてきてみんな仲良くなりました。最後に読んでくれた絵本は、
「なにからできているでしょーか?」
いろいろな食べ物が出てきてみんな興味津々。たくさんの食材を中国語できくことができました。
普段あまり聞きなれない言語も、初めて聞いていろいろなことに興味をもつきっかけになってくれたらうれしいです。

☆日 時:2019年8月28日(水)
     11:00~11:30
☆場 所:国際プラザ(市民交流センター2階)
☆対 象:外国籍や日本人の親子(未就学児)

前回の外国絵本の読みきかせの様子はこちらからご覧になれます。

2019.08.24日本語ボランティア入門講座

刈谷市国際交流協会では、地域での社会貢献に興味がある人、KIFAV日本語教室にボランティアとして参加したい人を対象に、毎年2回、夏と冬に「日本語教室ボランティア入門講座」を開催しています。講師は現在教室で活動中のボランティアが務め、外国人に日本語を教えた経験がない人でも無理なくボランティア活動に参加してもらえるような内容となっています。今年度前期の入門講座は、8月24日(土)、9月7日(土)の二日間で開催されました。

○講座内容
1日目:
刈谷市国際交流協会及び親善ボランティアについての紹介
日本語教室活動紹介
教室見学

2日目:
日本語の教え方
ワークショップ
質疑応答 など

 参加した皆さんからは、「実際の教室を見ることができて良かった。」「英語が意外と使えないということがびっくりでした。」「これから身近な外国の方との話し方などに参考になりました。」などの声が聞かれました。日本語の教え方については、まだ不安に感じている人が多いので、入門講座修了後にボランティア登録者に向けて2回連続のフォローアップ講座を行います。新しいボランティアの皆さんは10月から教室活動に参加する予定です。

KIFAV日本語支援ボランティアに登録するには、この講座を受けていただくことが条件となります。次回入門講座は2020年2月ごろ開催予定です。

2019.08.23インド・アートペインティング~ニレン先生と絵をかこう~

インドアート ペインティング ~ニレン先生と絵をかこう~

夏休み特別企画として、小学生を対象にインド人画家のニレンさんと一緒に絵を描くイベントを開催しました。

日時:8月23日(金)13時30分~15時30分
場所:刈谷市国際プラザ 
対象:小学生1年~6年生

まず受付でニレン先生にヒンディー語で名前を書いてもらいました。ニレン先生に声をかけられ、びっくり&少し緊張する子どもたち。初めて見る自分のヒンディー語の名札を胸に貼ってテーブルに。

さぁ、インドアートタイムスタートです!インドの雑誌や本を見ながらイメージを膨らませ、えんぴつで下書きをしていきます。DSC_9727.JPGカレー、タージマハル、王宮、動物やインド国旗など、自分の好きな絵を選び、みんな真剣にとりかかっていました。

えんぴつ描きができた子は、いよいよポスターカラーで色付け。写真を見ながら色を塗る子、好きな色で塗っていく子、塗り方もペースも自由!子どもたちの絵はニレン先生がアドバイスしたり、一緒に塗ったりしているうちに、
絵にスパイスが入ったように変わっていきました。 2019:インドアート6.jpgのサムネイル画像

仕上げはみんなの絵をつなぎ合わせ、ニレン先生が魔法をかけます。さ~てどんな絵ができるかな!?  2019:インドアート7.jpgのサムネイル画像       
10月6日(日)に行なわれる、ナマステ・インディア2019 in KARIYA(刈谷市総合文化センター・みなくる広場/刈谷駅南口すぐ)で披露するので、お楽しみに!

皆さんぜひ見に来て下さいね♪ナマステ~
■ナマステHP:http://namaste-kariya.com/
■ニレン先生の絵画教室HP:https://www.nirenbhat.com/

2019.08.03世界をのぞこう!~中国編~

世界各国の「文化」や「今」を紹介する講座
「世界をのぞこう!」を開催しました。

中国.png 今回は「中国編」です。

☆日 時:2019年8月3日(土)
     10:30~12:00

☆場 所:国際プラザ(市民交流センター2階)
☆講 師: 刈谷市内で働いている 
                  朱世娟さん 韓金環さん(お話)
        张迪さん 李真璐さん
                 (中国女子の好きなおやつを作ってくれました) 
        漢服の紹介するグループの杨颖さんと
        8人のモデルさん

隣の国の中国は、広い国土に多くの少数民族と漢民族が暮らす国です。
中国で大学卒業後、刈谷の会社に就職した少数民族出身の2人に、少数民族の特徴を中心にお話してもらいました。
また、中国女子が好きな開花饅頭を手作りしてもらい、おしゃべりするときにはつきもののヒマワリの種スナックとジャスミンティーとともに試食しました。

南部地方担当は大理市出身の白(ペー)族の朱さん

中国全体では、56民族。人口の92%は漢民族で、8%が55ある少数民族です。少数民族は大多数である漢民族と同じ権限が与えられており、互いに尊重しています。民族内では自分たちの言語を使用しますが、学校では共通語を習います。名前も民族名と共通語名を持っている人が多いです。

少数民族のうち最大の民族はチワン族で約1692万人、最少はタタール族で3556人。朱さんのペー族は193万人で真ん中くらいに位置します。

南部は民族ごとの建物に大きな特徴があります。世界遺産の福建土楼(円形の集合住宅・福建省)や東南アジア(タイ)に近い雰囲気を持つ景洪、古都の美しい屋根が連なる麗江や大理(雲南省)など、それぞれ個性的な建築様式があります。
文化については、景洪のダイ族は言葉もタイ語に近く、行事もタイで有名な水かけ祭りに似た祭りがあります。また、千年以上の歴史がある文学と音楽に長けた民族で、独特の楽器を使い、多彩な音楽と踊りがあります。クジャクを模したおどりが有名です。

麗江のナーシー族(32万6千人)は東巴文という世界で唯一色のついた、色が意味を持つ象形文字を使っています。(世界記録遺産)

大理の白(ペー)族は文字を持たない民族で、火把節という五穀豊穣を祈るたいまつのお祭りがあります。白地の民族衣装と特徴的な頭の飾りがあります。

ミャオ族は万物に霊魂が宿ると考えている民族です。女性の衣装の種類が一番多く、頭の飾りだけで数十種類あります。 

 

北部地方はモンゴル族、瀋陽市出身の韓金環さん 

北部では故宮や万里の長城を思い浮かべますが、今回は少数民族のモンゴル族(内モンゴル自治区に住む人たちとそれ以外の市街地に住む人たち)の暮らしや満族の特徴を中心に日常生活のことを話してもらいました。

内モンゴルに住むモンゴル族の中には、遊牧民として移動できる家「包」(パオ)に住み、料理は肉の塊を使う大胆なものや乳を固めたものなど食べている伝統的な生活をしている人たちがいます。運動会ではモンゴル相撲をします。市街地に住むモンゴル族は一般的な集合住宅などに住み、料理もモンゴルの特徴は強くありません。学校ではモンゴル語や文字も学習しますが、共通語で学習します。民族衣装を着る機会もあまりありません。運動会は陸上競技などをします。

満族は清朝を築いた民族です。瀋陽故宮は清朝の皇居で、北京の故宮より規模は小さいですが今も観光名所となっています。故宮の様子に関心がある人は中国の人気ドラマの「Story of Yanxi Palace (延禧攻略)」を見るのがおすすめで、衣装や生活を見ることができます。 

現在の中国の一般的な日常生活

高速鉄道が発達し、日本よりも安い運賃で移動できます。街中ではレンタサイクルが普及してきました。このシステムは「最後の1キロ」と言われていて駅から目的地など短距離を移動するのに便利に使われています。最近はレンタカーもあります。どちらもスマホで利用登録します。ネットショッピングもさかんで、いろいろなことをスマホ決済することもできます。出かけるときはスマホさえあれば済むほどです。

中国人の1日は公園で始まります。公園では、誰かが音楽を用意してくれて踊ったり、太極拳をしたり、床屋さんが散髪していたりします。その後、朝市で買い物をしたり、朝ご飯を買ったり食べたりして出勤する人もいます。踊りや太極拳は観光客でも飛び入り参加できるそうです。

中国のスーパーマーケットはディスプレイに特徴があって、商品(竹マットやトイレットペーパーなど)をマネキンに服のように巻きつけるのをよく見ます。また、中国料理では油をよく使うので、5リットル入りのボトルが普通です。

北部の中国料理4つの系統に分類できます。

①山東菜系 歴史が長く、明・清の時代には宮廷料理としても食された。濃厚な味わいとニンニクを多用した香りが特徴。

②四川菜系 唐辛子、胡椒を多用した辛い料理が多い。辛いだけでなくその中に複雑な味わいもある。盆地で湿潤な土地柄から発汗を促す料理が確立したとも言われる。

③江蘇菜系 江蘇省発祥の料理。江蘇料理の特徴は、包丁技に優れ、見た目美しく、料理に適した火力、色は薄く、食材の持ち味を活かし、あっさりと調理する。甘辛い味付けも多い。スープを重視し、原料の食材の旨味が出るよう工夫し、素材の味が素直に出るように仕上げる。 

④広東菜系 「食は広州にあり」と言われるほど食材が豊富なエリア。それだけに、素材の持ち味を増幅させる、あっさりした味付けが特徴となっている。

 

漢服
漢服の紹介を中心に中国文化を伝える活動をしている杨颖さん。
8人のモデルさんが各時代の美しい漢服を着て紹介してくださいました。
各時代の特徴があり、スカート部分の位置が上下したり、袖の太さが違ったり世相を反映しています。

■前回のベトナム編の様子はこちら