【2019.04.20】2019年度 刈谷市国際交流協会総会を開催しました

2019年度 刈谷市国際交流協会総会を開催しました。日頃よりご支援いただいている会員の皆様、総会にご出席くださった会員の皆様に、あらためて感謝申し上げます。また、総会後には、特定非営利法人 トルシーダ 代表の伊東浄江さんによる講演会も開催しました。

○日  時: 4月20日(土)午後2時~
○場  所: 社会教育センター ホール
     (刈谷市民交流センター4階)

総 会

1.会長挨拶
2.議  事
  ①平成30度刈谷市国際交流協会事業報告   
  ②平成30年度刈谷市国際交流協会収入支出決算
    〔監 査 報 告〕  
  ③2019年度刈谷市国際交流協会事業計画
  ④2019年度刈谷市国際交流協会収入支出予算

講演会
 
講 師:伊東浄江氏(特定非営利法人 トルシーダ 代表)
 演 題:すべての子ども達が活躍できる社会を目指して  
     ~大人たちができること~

講演会では、トルシーダの活動内容、子ども達が置かれている状況、様々な大人たちが関わることの大切さについてお話していただきました。
講師の伊東さんは、外国につながる子どもたちの多様性が社会の力となり、誰もが当たり前に学べ、普通に暮らせる社会を目指して活動されています。日々の活動の中で、日本語教室だけではなく、持ち込み企画や屋外活動を行い、子ども達が人との関りから学んだり、自分達のことを知ってもらったりすることで多くの学びを得ることができると語られていました。また、子ども達の食生活について、野菜を食べない、ジュースや炭酸をたくさん飲むなど、バランスの取れた食事をしているとはとても言えない。。。と心配していました。食事は文化であり、お母さんの作ったお弁当はそれだけで素晴らしいもの。ですが、「今後は食育についても気を配っていきたい。」とお話されていました。
最後に、これまで家庭や地域環境が様々な子ども達をみてきた講師は、「子ども達に関心を持ち、やさしい眼差しを向け続けることが大切。」と締めくくられました。

【講師プロフィール】
1980年代、日本人学校に赴任した夫に帯同し、インドネシアのジャカルタとスペインのマドリッドで3年ずつ過ごす。帰国した90年代、入国管理法が改定された日本はお隣に外国人という状況で、知り合ったペルー人に日本語を教え始める。その後、豊田市国際交流協会の日本語ボランティアグループに参加し、外国籍の子どもたちが日本で教育を受けることの難しさを知る。
'98年に不就学の子どもの居場所づくり「短期集中日本語講座」を実施。'99活動拠点を保見団地に移す。南米のことをもっと知るために愛知県立大学に社会人入学。'02年NPOトルシーダ設立。主に日本の学校へ行っていない子ども・若者のための日本語教室を運営している。外国につながる子どもたちが、社会で活躍する人材になるよう、活動を地域に開くこと、地域とのつながりを作ることに注力している。

■特定非営利法人 トルシーダ
HP: https://torcida.jimdo.com/