【2014.04.06】ミササガ市長刈谷市訪問

 刈谷市の姉妹都市であるカナダ・ミササガ市の、ヘーゼル・マッキャリオン市長が来日し、刈谷市を訪問されました。刈谷市とミササガ市は1981年に姉妹都市提携を交わし、今年で33年目を迎えます。

 マッキャリオン市長は1987年に市長に当選されて以来、なんと36年間に渡り市長を務め、市に負債が全くないこと、主要地方自治体の市長として初めて住民に対し年間活動予算を公表するなどの実績から、カナダ全土でも絶大な人気と知名度を誇っています。2001年には「北米女性・オブ・ザ・イヤー」にも輝いている彼女を、市民は愛情をこめて「ハリケーン・ヘーゼル」と呼んでいます。

 今回の訪問では、ミササガパーク、亀城公園などを見学し、国際プラザでの交流会などにご出席いただきましたが、とても93歳とは思えない立ち振る舞いで周りの方々を驚かせていました。ミササガパークでは、万博会場から移設されたメープルリーフやミササガ市から寄贈された熊の銅像のウォーターロードなどを見学されました。亀城公園では刈谷城築城盛り上げ隊の歓迎を受け、桜の咲き誇る園内を散策し、刈谷山車祭り保存会によるお囃子を観賞されました。

 「ミササガ市は今年、大雪や吹雪に見舞われ、とても寒さの厳しい冬でした。ミササガ市ではまだ春の訪れは遠く、あちこちに雪が残っているけれど、一足先に日本の春を感じることが出来てとても嬉しい」と喜んでいました。

 交流会では過去にミササガ市を訪れたことがある方や、ミササガ市からの訪問団を受け入れたことがある方などが大集合してマッキャリオン市長を歓迎しました。質問タイムやじゃんけん大会など大いに盛り上がりました。

 「刈谷市はミササガ市にとって唯一の姉妹都市であり、とても強い絆で結ばれている。街の規模や人口に囚われず、政治や経済からの観点ではなく、文化や芸術、人と人との交流、市民レベルでの国際交流を大事にしていきたい。特に未来を担う若手の活躍を見るのはとても嬉しい。お互いを尊重し、助け合い、良きパートナーとして交流を深めていく様を誇りを持って世界に発信していきたい」といった力強いスピーチがとても印象的でした。

 これからもミササガ市との絆を大切に、お互いを支えあいながら成長できるように友好の輪を広げて行きたいですね。