刈谷初期日本語教室「はなそう にほんご」

今年度より刈谷市が始めた地域日本語教育推進事業の一環として、市内に住むほとんど日本語がわからない外国の人を対象にした対話型の日本語教室「はなそう にほんご」を、10回にわたり開催しました。

◆日 時:2020年9月20日~11月29日(全10回)
     毎週日曜日 13:30~15:00

◆場 所:刈谷市国際プラザ 201会議室

◆各回のテーマ
 第1回:オリエンテーションと自己紹介
 第2回:私の一日
 第3回:家族
 第4回:住んでいるところ
 第5回:復習と発表
 第6回:食べ物
 第7回:旅行
 第8回:行きたいところ、したいこと
 第9回:復習と発表の準備
 第10回:発表とふりかえり

 この「はなそう にほんご」は、日本語がほとんどわからない初期レベルの人が、日常生活の簡単な表現を理解して話すことができるようになること、あいさつや自己紹介ができるようになって地域の人と関係がつくれるようになることを目標にしています。
 新型コロナウイルスの感染拡大が心配される中での開催となったため、フェイスシールド着用(飛沫防止)、検温などの健康チェック、換気、共有物の消毒などの感染防止対策をとった上で実施しました。
 教室には、市内在住のフィリピン、中国、ベトナムの人たちが参加しました。教室には学習者の日本語学習をサポートする日本語パートナーが参加し、学習者とペアになり、毎回ひとつのテーマについて、お互い自分のことについて話します。言いたいことが伝わらないときには、絵や写真、ときにはジェスチャーを駆使したり、パートナーがかんたんな日本語表現に言い換えたりして伝え合います。こうしてコミュニケーションをとることで、学習者は少しずつ日本語を理解していき、自分の使いたい日本語を覚えていきます。
 教室の進行は指導者である教室コーディネーターが行い、指導者の補助をする補助者と共に、教室活動をスムーズに進めました。また、教室コーディネーターは毎回の教室後にパートナーとのふりかえりを行い、活動の中で困ったことや気づいたことなどを共有し、次回以降の教室活動に反映させたり助言をするなどして、教室全体の運営を行いました。

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 回を重ねるごとに皆が顔見知りになり、教室は打ち解けた雰囲気になっていきました。最終日には成果発表会があり、全員自分の好きなテーマをひとつ選び、自作のポスターを使って日本語で発表しました。普段はなかなか積極的に話せなかった学習者も、何度も練習したことで自信がついたようで、みんなの前で堂々と発表することができました。出席率が高かった学習者には修了証が、パートナーには、学習者からのお礼のカードが手渡されました。
参加者からは、
「日本での生活を良くしたくて参加した。指導者やパートナーの皆さんがとてもやさしくて、毎回リラックスして参加できた。」(学習者)
「外国の皆さんが日本での生活が楽しくなるようにお手伝いしたいと思って参加した。自分が想像していた以上に外国人が不便な環境下で生活や仕事をしていることを知った。やはり直に会って話す機会があるのはよかった。」(日本語パートナー)
などの感想が聞かれました。このような活動を通じて、地域の外国人が日本で生活する上での大変さを思いやる人が増え、支援が進み、誰もが住みやすい刈谷市になっていくことを期待します。