【2014.02.08】KIFAVボランティア研修会 ~地域に暮らす外国人のことを学ぼう~

地域で暮らす外国人について理解を深め、自分自身と世界のつながりを考えるワークショップを開催しました。

○日 時:2月8日(土)14:00~15:30

○場 所:国際プラザ

○講 師:小島祥美さん
     (愛知淑徳大学文学部教育学科准教授)

まず初めに、参加者は4人ずつのグループに分かれ簡単な自己紹介を行いました。
その後、全国・県内・市内の各外国人数統計データを使って、在住外国人の現状や地域による特徴について話し合いました。

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次に、阪神大震災のとき実際に使用された多言語シート「この水は飲めません」や多言語童謡のCDを使って、知らないことばを見聞きしたときの感覚を味わいました。

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地域が国際化している一例として、国際結婚数を取り上げました。総結婚数に対して国際結婚の割合を各グループで予想したところ、少ないところは400組に1組、多いところは20組に1組と、さまざまな意見が出ました。(正解は25組に1組:2011年調べ)

そのほか、古い写真を使ったクイズでは、写真から「どこの国で、どんな人たちが、何のために、何をしていたのか」を想像し、各グループで意見を出し合いました。当時の人たちの生活に思いを巡らせ、そのルーツや背景にも思いを馳せました。

参加者からは「国際結婚の数が想像以上に多く、地域が国際化していることを実感した。」「日本人が昔、海外に移民等で出て行き、苦労していた時代があったことがわかった。」という声がありました。今回の研修会が、地域の外国人の背景にも目を向けるきっかけとなり、今後の協会ボランティアとしての活動に役立つことを願います。